何をするにも理由があるはずだ。わけもなく始まることなど何もないのだ。例えば、どうして筋肉をつくりたいと思ったのかを自問してみると、かっこいい体になりたいという答えが必ず返ってくる。ジムに通っている人たちに「なぜトレーニングしてるの?」と質問したら、おそらく聞かれたほうが不思議な顔をするだろう。答えは決まっていて、かっこよくなりたいし、健康を維持したいからだ。しかしそれだけではまだ弱い。もっと突き詰める必要がある。
文:William Peden
翻訳:ゴンズプロダクション
もっと突き詰める
「かっこいい身体になりたい」とか「健康を維持したい」。それならどうしてもっと早く始めなかったのか? なぜ今の今までジムに行くのをためらっていたのか? 言われてみればそのとおりなわけで、もっと深く自問してみると、本当の理由が見えてくるはずだ。自分がどうしてこのタイミングでジムに通う決心をしたのか、どうしてかっこよくなりたいと思ったのか、理由がどんどん絞り込まれ、明確になっていく。そうしてたどり着いた理由こそがワークアウトを続けていくための本当の原動力となり、モチベーションになるのだ。上っ面の理由ではなく、本当の目的を追求しよう。トレーニングを長続きさせるためには、核となる理由を明確にすることが何よりも大切なのだ。
突き詰めることで明確になる
なぜトレーニングをしようと思ったのか、その本当の理由が明確になると、どんなトレーニングをやるべきなのかが見えてくる。例えば、本当の理由が自分の体型のシルエットに関連したことであるなら、どこをどうしたいのか、そのためには何をすべきなのかが絞られてくるはずだ。シルエットの改善というと背幅を広げる、胴部を引き締める、肩を大きくする、大腿四頭筋の幅をつくるなどが挙げられるわけで、そのためにはどんな種目をどのように行えばいいのかが明確になってくるはずだ。あるいは、パワーリフティングで記録を出すことが本当の理由なら、スクワット、デッドリフト、ベンチプレスの3競技の重量を伸ばしていくわけだが、そのためにどのような補助種目が必要なのか、どのようなサイクルで種目を行えばいいのかが明らかになってくるはずだ。このように「なぜ?」を突き詰めていくと、やるべきことがはっきりしてくる。そしてそれがモチベーションになり、トレーニングを継続するための原動力になるのである。
-コンテスト
-スポーツニュートリション, 大殿筋, fitness, IRONMAN, 上腕二頭筋, 三角筋, フィットネス, 大腿四頭筋, カーフ, ボディビル, ハムストリング, 上腕三頭筋, 腹筋, ゴールドジム, bodybuilding, 大胸筋, 筋肉, ウエイトトレーニング, 広背筋, ボディビルディング, 脊柱起立筋, カラダ改造, 大円筋, アイアンマン, 筋トレ