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5.16RISE王座に王手!AKARI「エリカ先生が巻いていたベルトを巻く」

──練習ではすでに寺山選手を意識したものに?
AKARI そうですね。私もずっと見ていますが、エリカ先生も見ていて「こんな感じで動いてくるよね?」と寺山選手を真似した動きで練習はできています。
──昨年11月に開催されたRISEQUEEN of QUEENSでは寺山選手が優勝した時に、自分との実力差を感じ悔しくて泣かれたそうですね。
AKARI そうなんです(笑)。あのトーナメントには強い選手ばかり出ていた中でも寺山選手は優勝していました。優勝するんだろうなとは思っていましたが、優勝しないといけないというプレッシャーをはねのけてメンタルが強くなったと感じたので、差が開いたのかなと思うと、悔しくて泣いてしまいました(苦笑)。でもエリカ先生は「悔しいならやるしかないよね?」と言って、笑っていました。
──以前から寺山選手をライバル視というか、凄く意識していると思いますがそれはなぜですか?
AKARI やはりベルトを持っているからというのが一番大きいです。寺山選手がベルトを持っているから寺山選手にこだわっているのであって、ベルトを持っていなかったら普通の選手なんです。他の選手がベルトを持っていたらその選手の名前を出し続けています。
──何か特別に寺山選手を意識している理由があるのかと思っていました。神村さんが巻いていた同じベルトを巻きたいというのもあるのでしょうか。
AKARI それが一番の理由です。私の部屋には、エリカ先生のベルト姿の写真と、シュートボクシングのガールズS‒cupで優勝した時のパネルがずっと飾ってあります。
──まるでアイドルポスターを部屋に貼るような感覚でしょうか。AKARI選手といえば、対戦相手を挑発するSNSも話題になりますが、あれは本心?
AKARI もちろん本心です(笑)。周りの友達はそれを見て「普段のAKARIが出てるね」と。今の選手は大人しすぎますよね。3月のトーナメントもAKARIが出場していなかったら本当に何もなかったように終わっていたと思うんですよ。宮﨑若菜選手もAKARIに一度負けていなかったらあそこまで挑発的に言えなかったですし、そこは私に感謝した方がいいんです(笑)。チャンピオンもそうですけど、静かですよね。これからは間違いなく私が主役なんです。
──SNSで挑発するのは動揺させる目的もありますか?
AKARI 別に挑発しなくても試合はできるじゃないですか。根本は盛り上がればいいなと思っているので、それだったら思っていることを言おうと思っています。それで相手がムカついて感情的になってくれればラッキーだなと。
──5月16日に正式にタイトルマッチが決まりました。
AKARI 寺山選手は同じクラスにいたら間違いなく友達にならないタイプだと思います(笑)。3年間関わることのないぐらい人種の違いを感じます。私が王座挑戦権を獲得してリングに上がってきた時に寺山選手は凄く不貞腐れた顔をしていたんですよ。私の勢いを感じていてこのままだとヤバいと思っているんでしょうね。そう思ってくれれば私はラッキーであり、実際にそうだとしたら精神面でも私の方がコントロールしていて有利なのでもう私の勝ちは決まったも同然です。
──先々はどういう未来像を描いてますか?
AKARI もっと先のことは考えていません。今はもうベルトしか見えておらず、寺山戦に集中しないといけないのかなと思っているので、そこが終わってから色々とゆっくり考えていきたいと思います。
──RISE女子は今盛り上がっていますが、自分じゃないと盛り上げられない?
AKARI そうですね。日葵ちゃんがチャンピオンのままだったら49㎏級はずっと垢抜けない階級になりますよ(笑)。RISE全体がもっと盛り上がって、それプラス私の名前も売れれば一石二鳥でいいなと思います。

AKARI

──話し方とかだいぶ神村さんに似てきましたよね(笑)。神村さんといえば、比較対象としてRENA選手がいましたけど、ご自身はどう見ていますか?
AKARI 他団体の選手で女子格を盛り上げている選手の一人でもあるので意識はしていますが、対戦相手として考えたことはありません。
──現役高校生のうちにベルトを獲るというのはもう目の前ですね。
AKARI あと1個クリアーするだけなので3分5Rをやって結果はどうなるのか。それを実現するかしないかは自分次第なので、必ず有言実行します。
──今はまだ17歳ですよね。20歳の頃にはどうなっているんでしょうか。
AKARI やっているのかやっていないのかも全くわかりませんが、キックを続けているにしろ、引退するにしろ、もうワクワクしかありません。
──では最後にメッセージをお願いします。
AKARI 私はこんな感じですが、万人受けしようとは思っていません。応援してくれている人のために私は頑張りたいし、ベルトを巻く姿を必ず見せたいと思います。

Akari
2003年12月8日、東京都足立区出身 身長163㎝、体重49kg
RISEミニフライ級NEXT QUEENトーナメント2021優勝
7戦7勝 TARGET所属

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