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トップビルダー木澤大祐「社会人になってもトレーニングを継続するための方法論」

食事はストイックになりすぎるな

「ストイックさも大事ですが、ストイックになりすぎるのはよくないです。もちろん適当すぎてもダメなんですが、そこの見極めは重要です。僕の場合は、ツナ缶だけは携帯しています。社会人になるとツナ缶は活躍しますね。

減量に入るのはだいたい夏場からなので、ゆで卵だと注意が必要になる。ツナ缶は気温が高くても腐らないし、日持ちもします。ツナ缶とオニギリがあれば、最低限の昼食にはなります。

食事のタイミングがずれたとしても気にはしません。セミナーなどで忙しい日は、一日中何も食べないというときもあります。そういう日があってもいいかなと思っているので、全然気にしないです」

サプリメントを有効に使え

「優先順位で一番上にくるのはプロテインです。まずはプロテインだけで十分です。僕は20代後半までサプリメントはほとんど取っていませんでした。今ではタンパク質としてはツナ缶のほうが高くついてしまうかもしれないので、オニギリとプロテインで十分な昼食になります。減量もそれでいけると思います。今のホエイプロテインはBCAAも豊富で、吸収も早いですから」

休むことを恐れるな

「仕事が忙しくなって1週間トレーニングができなくなって、ものすごく悩む人もいると思います。でも、1週間くらい休んでも筋肉は落ちません。

僕は定期的に1週間くらいトレーニングを休むようにしているんです。今は6分割を1週間で回しているんですが、これが5サイクル(35日)で1セットとしています。その次の週は1週間、休みます。そこで気持ちや疲れをリセットして、そこからまた次の5サイクルに入っていきます。

僕はボディビル歴が長いので、量をこなすトレーニングはすでに経験しているんです。今は、休むことでより高いレベルのトレーニングをする、言い換えれば『休まないとできないようなトレーニング』をしています。

休んでいる間に『トレーニングをやりたい』という気持ちになってモチベーションも上がるし、疲れも取れる。だから、休み明けの最初の1週間はものすごく力が出て、記録が更新できるんです。

調整中も1週間休みます。ただ、試合直前の1週間を休むようなことはしません。一番疲労が溜まっているのが5週目なので、試合の日から逆算して考えて、3週目くらいに試合がくるようにサイクルを組んでいます」

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