正道会館の空手最高師範にして、俳優、歌手、元K-1ファイターなど様々な肩書きを持つ角田信朗選手が表紙を飾る『IRONMAN』2022年8月号が7月12日に刊行された。
還暦を超えて現在61歳の角田選手。しかし、そのチャレンジ精神は少しも衰えていない。
2015年からボディビル競技に挑戦し、グアム国際親善ボディビル選手権80kg以下級での優勝をはじめ数々のタイトルを獲ってきた。現在は8月に開催される日本マスターズ選手権での優勝を目指して減量中だ。
角田選手を突き動かすものは何なのだろうか。
「人を笑わせたい、感動させたい、ビックリさせたい、すべての人をあっと言わせることが僕の使命であり、原点です。60歳を過ぎて、ここまでやり続ける原動力がそこにあります」
歯を食いしばるようなハードトレーニングの写真とともに、角田選手の肉体論、モチベーションなどが語られる。
「限界まで追い込むとよく言いますが、一般的に思われている限界とは心理的限界のことで、気持ちが肉体より先にブレーキをかけてきます。でも実は、心理的限界の先に生理的、つまり肉体の限界があるのです。その心理的限界の扉を開いた快感を、経験者は知っているんですね。精神的ブレーキがかかった時、あと一歩いけるかどうか。そのギリギリの挑戦をすることで肉体を鍛えながらも、じつはメンタルトレーニングになっています」
60歳でも進化し続ける角田選手が見据える先にあるものとは……?
「年を重ねるごとにいろいろなことが分かってきて、僕はウェルエイジングと呼んでいるんですけど、コンディションいいし、60歳でこんな肉体をキープできるのなら70歳が楽しみだなと思っています」
誌面ではフォーストレップ法で追い込む角田選手の様子やトレーニングメニューの全容が紹介されている。いくつになっても挑戦し続けることの大切さを教えてくれる内容だ。