アラ還になってトレーニングを始めた日向治美(ひなた・はるみ/66)さんは、2016年にダイエットのビフォーアフターを競うボディコンテストへ初挑戦した。3年後の2019年からは、ベストボディ・ジャパン協会が運営するボディコンテストへ参加し続け、日向さんの大会出場歴は今年で10年目になる。日向さんに、アラ還からのトレーニングの始め方について話を伺った。
50代になり体調の変化を感じていた日向さんは、57歳のときにボディメイクを決意したそうだ。
「医師から降圧剤を処方され、危機感からランニングをしていたのですが、思うような成果が出ていませんでした。ボディメイクに筋トレが不可欠だと聞き、半信半疑でしたが筋トレを始めようと思ったのです。何をどうしたらいいのか分からなかったので、ライザップにお世話になることにしました。その結果、10カ月で20kgの減量に成功!ライザップの主催するビフォーアフターの大会で優勝しました。もっと早く、筋トレを始めていれば良かったです」
筋トレを続けた結果「様々な良いことがあった!」と喜ぶ日向さん。
「2年間続けた筋トレによって、運動のきっかけとなった降圧剤が必要なくなりました。自然と運動習慣がつき、ボディメイクが身近なものとなっています。服のサイズを気にせず、好きなデザインを選べるようになりました。当時の上司から『姿勢が良くなりましたね』と褒められたことや、久々に会う方々から『別人!』と驚かれたこともうれしかったです。一番の喜びは、様々なことにチャレンジする精神が芽生え、積極的に行動できるようになったこと。目標達成への意欲が自然と湧いてきて、毎日を楽しめています」
日向さんはライザップを卒業した現在も、自分のペースでボディメイクを続けている。
「パーソナルトレーニングを週1回50分と、週1〜2回30分のウォーキングを生活の中に取り入れています。2年前に腰を痛めてしまってから、冬季は筋トレをお休みしていました。今年、年明け直ぐに筋トレを行ってみたところ、思ったよりも身体が動いたので、心身を整えるためにも無理のない範囲で行っていきたいと思います」
60歳を目前にしてトレーニングを開始し、チャレンジ精神旺盛な新しい一面の自分と出会えた日向さん。半信半疑ながらも、トレーナーさんの教えをしっかり守り続けた結果、ボディメイクの習慣が身についたという日向さんの成功体験は、「もう〇歳だから、行動できない」という思い込みを外す良い例になるだろう。
取材:山口夏織 写真提供:日向治美
フィットネスからグルメ&レジャー、経済紙まで様々なジャンルで執筆&撮影を行う、歌う筋肉クリエイター。自身もボディコンテストへの参加経験があり、日々鍛えている。どちらかといえば猫派、某チョコはきのこ派。
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