マッスルゲート選手 コンテスト

21歳大学生・細身の元長距離ランナーが30kg増量してコンテスト優勝「実家に帰るたびに『誰?』と言われます」【筋トレ】

10月13日(月・祝)、『マッスルゲート京都大会』が京都パルスプラザで行われた。クラシックフィジークでは大学3回生の藤原篤志(ふじわら・あつし/21)さんが新人の部と168cm以下級で優勝した。

【写真】藤原篤志さんのバルクアップした全身

藤原篤志さん

長距離走選手で細身だった身体

藤原さんは中学から高校まで陸上競技に取り組んでいた。1500m、5000m専門で、中国高等学校駅伝競走大会には3年連続で出場している。

「運動不足解消のために大学1回生の2023年10月から大学のジムに通い始めたのですが、いつの間にかバーベルを握っていました。はじめは168cm49kg、ガリガリ体型でした」

筋トレは週5日。授業やアルバイトがない日は朝10時ごろから、授業やアルバイトがある日はもう少し早い時間から3時間、5分割でトレーニングしているそうだ。

自炊中心の食生活&人の可能性は無限大

「食事は1日4食で、基本的に外食はせず、自炊しています。朝はサバ缶、納豆、めかぶ、バナナ、オートミール、キムチで、トレーニング前はオフシーズンではお団子などの和菓子や白ご飯に半熟卵2個、減量期にはさつまいもに胸肉を食べます。昼は無水カレーで固定しています。夜はその日の気分でお肉の種類などを変えて食事を楽しんでいます。サプリメントは減量期では結構取っていたけれど、増量期は食事でカバーできるような内容にしています。できるだけお金を節約するために近くのスーパーを分析して、ここは何が安いのか、品ぞろえなどを調べて買い物をするようになりました」

49kgだった体重はオフシーズンには80kg、オンシーズンでも63.4kgになった。

「身体の変化が目に見えてわかり、徐々に自分が変わっていくのを感じます。年2回、実家に帰るたびに友達や親に『誰?』と言われるようになり、反応を見るのが楽しいです。特に身体の変化を感じた部位は腕で、以前は普通の人より一回り小さくて、女の人と変わらなかったのですが、オフの時期には40cmになって父親よりも大きくなり、腕相撲も強くなっていました」

「筋トレを始める前より前向きに物事を考えられるようになりました」と藤原さんは言う。

「長距離走をしていてガリガリで筋トレとは無縁だった自分が、まさかボディビル大会に出るとは全く思ってもいませんでした。本当に人生は何があるか分からず、人の可能性は無限大だと感じました」

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材:あまのともこ 撮影:北岡一浩

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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