ベストボディ選手 コンテスト

くびれボディの34歳 コンテストを終え、筋量アップを目指して10㎏増量「重量が上がってトレーニングが楽しい!」

ベストボディ・ジャパン2025三重・津大会(4月20日開催)、岐阜大会(5月5日開催)のレディースクラス(30~39歳)で2大会連続グランプリを受賞した小倉亜美(おぐら・あみ/34)さんが、筋肉量アップを目指して現在増量中だ。

【写真】小倉亜美さんのくびれボディ

「大会が終わり、今はある程度好きなものを食べて筋肉を増やす絶好の機会だと思っています。そんなには食べないですが、カレー、麻婆豆腐、揚げ物禁止から解放され、牛丼も食べています。大会直後は食欲が止まらなくなって、ご飯は3膳、4膳と無限に食べていました。オフシーズンだからトレーニングも楽しいです」

トレーニングで扱う重量は目に見えて増えているそうだ。

「体重が増えたから扱う重量が増えるのは当然かもしれないのですが、ベンチプレスの重量が伸びました。40kgを8回だったのが、42.5kgを10回、45kgを5回挙げられるようになっています。身体も、筋肉の上に脂肪が付いているので、ごつくなりました。特に胸、肩、背中など、上半身は特に筋肉が付いたと感じています。体重が増えても三頭筋はまだ浮き出ていますよ」

身長は159cm。大会では46kgだったが、今は人生で最高の56kgまで増えた。

「10kg増えるとさすがに職場の制服のズボンのホックが閉まらなくなりました。ただ、筋肉量も一般女性よりは多い自信があることと、大会のための減量を何度も経験しているので、いざというときは今までやってきたようにきちんと管理して落としていけるのでは、とあまり焦ってはいないです」

学生時代は部活や勉強を頑張っていた小倉さん。社会人になってからは仕事をして、帰宅して、ご飯を食べて、寝る、という繰り返し。寝る前のほっとする時間に口さみしくなってお菓子を食べるようになっていたという。

4年前、いつものように夜、柿の種を食べながら狩野英孝さんのYouTube実況中継を見ていたときのこと。

「仕事を頑張るのは当たり前として、運動もせず、だらだらと何も頑張っていない。『これは自分マズいぞ』、と思った瞬間を鮮明に覚えています」

ランニングから始めて、筋トレをするようになった。パーソナルジムからゴールドジムに移ったときに、トレーナーを志して10年続けた医療事務の仕事を辞め、24時間ジムでアルバイトをした時期があった。

「ジムでアルバイトしていたときは、スタッフも大会に出場している方たちばかりで、雑談もトレーニング、減量、食事のことが話題に出てきて自然に意識も高まり、減量していなくても体重がスルスルと落ちていきました。でもトレーニングを人に伝えることの難しさを痛感しましたし、好きなことを仕事にするにはトレーニングの楽しさを素直に伝えるだけではだめで、ビジネスとしての視点も必要だとわかり、私には難しいと思ってトレーナーはあきらめ、医療事務の仕事に戻りました」

小倉亜美さん

社会人になって「何も頑張っていない」と感じた日々から、やっと見つけた頑張れる趣味。まっすぐに取り組む小倉さんの姿勢から、夢中になれることを見つける大切さを学んだ。

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取材:あまのともこ 撮影:岡 暁

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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