8月2日、神戸芸術センターで行われた『マッスルゲート神戸大会』。ビキニフィットネス一般の部では、看護学生の石本想(いしもと・こころ/20)さんが優勝した。
筋肉ムキムキにあこがれてジムへ
石本さんは、小学校で新体操と水泳、中学校ではソフトボール、高校ではバレーボール、とスポーツに親しんできた。
「受験勉強で運動しなくなって太ったことと、ムキムキの身体にあこがれがあって、2022年11月からジムに通いはじめました」
つらかった食事制限
2024年9月、マッスルゲート奈良大会の観戦に行った。
「アルバイト先のジムの先輩の応援に行きました。先輩が入賞した姿を間近で見て、憧れを抱きました。私はキラキラ輝いたものが大好きなので、『出るならキラキラのビキニを着てみたい』、とコンテスト出場を決めました」
初めてのコンテスト出場。準備は、思った以上に大変だったようだ。
「勉強と実習と筋トレの両立は理想通りにはいかず、食事制限でもつまずきました。実は、主食がお菓子と言っても過言ではないくらい、お菓子が大好きなんです。ストレスが溜まると食で解決してしまうところがあるので、『甘いもの欲』を我慢するのがしんどかったです。4カ月の減量期間中に7回も切れ食いしてしまい、辛い思いもたくさんしましたが、『頑張りはいつか報われる』精神でなんとか乗り越えることができました」
現在は週4、5回1時間半、肩、背中、脚とお尻の三分割でトレーニングをしている。
「大会に出ようか迷っている方はぜひ挑戦していただきたいです」、石本さんは言う。
「大会をめざしてトレーニングすることで、私は肩と持ち前の頑固さが強みなんだ、と知ることができました。自分に自信が持てるようにもなるので、本当におすすめです!」
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材:あまのともこ 撮影:上村倫代
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。