「ダイエットする前は夜型で、本当に不規則で不摂生な生活でした。運動はある程度定期的にしていたのですが、お酒を飲む量が半端なかったです。大学生でひとり暮らしということで、帰宅時間を気にせず夜遊びできたのもあって、あれよあれよという間に太っていきました」
4月20日、三重県総合文化センターで行われた『ベストボディ・ジャパン2025三重・津大会』、ガールズクラス(18歳~29歳)でグランプリを受賞した佐藤優有(さとう・ゆう/28)さん。大学時代から太り始め、体脂肪率33%になった3年前から、ジムでパーソナルトレーニングを受け始めた。
※体脂肪率は市販の体組成計によるものです。
「『このままじゃまずい!』と思ってダイエットを決意してからは朝型生活になり、ご飯も規則的に食べるようになりました。どんどん身体が楽になっていくのがわかったので、食べ物に制限があっても乗り越えられました!」
ジムに通い始めて半年で、体脂肪率は22%まで落ちた。
「ダイエットを始めたばかりのころは面白いくらい順調に体重が落ちていったので、それがモチベーションになっていたんだと思います。食べたいけれどせっかく順調に落ちているのを止めたくないという気持ちの方が勝ちました。パーソナルトレーナーの目があるおかげで、見せられない食事はしないというのが私にとっていい抑止力にもなりました」
食事で気をつけていることは、「なるべく色々な食材から栄養をとること、タンパク質の補給手段は常に確保しておくこと、そして食べたら歩く、飲んだら歩く!」という佐藤さん。
「トレーニングを始めて、自分の身体をコントロールできる範囲が増えました。体力もついたので、仕事を頑張ったうえで遊びにも全力投球できることが幸せです。何より、食べても大丈夫、と安心できることが自信となって、より食事もトレーニングも楽しめるようになりました」
佐藤さんはベストボディ・ジャパンの出場がきっかけで、トレーナーの仕事をするようになった。
「仕事が忙しく、筋トレは週2、3回で1〜2時間です。最近は1時間しかできないときも多く、そのときは上半身または下半身で分けて、ウエイトトレーニングをしています。2時間できるときはピラティスした後にウエイトか、ウエイトしたあとにヨガをしています」
年内に愛知県岡崎市に和風のジムを出店する予定で、ますます仕事が忙しくなりそうな佐藤さん。
「11月の日本大会めざして体脂肪率15%くらいまで絞ってみたいです。出店するジムでもがんばりますのでSNSなどチェックしていただけるとうれしいです」
取材:あまのともこ 撮影:岡 暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。
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