5月24日(土)パピヨン24ガスホールにて、『マッスルゲート博多大会』が開催され、ウーマンズウェルネス一般の部で2位を獲得した田中理穂(たなか・りほ/30)さん。
「筋トレをすれば、モテるよ?」そんな何気ない一言が、田中さんの人生を変えたという。
「社会人になってからは運動習慣がなく、気づけば体重は80kg、体脂肪率は40%を超えていました……。『痩せたらモテる』と思って、まずは24時間ジムに入会してみたんです」
※体脂肪率は市販の体組成計によるものです。
ジムでのトレーニングを継続するモチベーションを保つため、ボディコンテスト出場を決意。そこから田中さんのストイックな挑戦が始まったのだ。
「週7日、毎日2時間弱トレーニングをしていました。胸・背中・脚(大腿四頭筋)・肩・腕・脚(ハムストリングやお尻)と部位別に分けて、徹底的に追い込んでいます」
ただ重量を扱うだけでなく、フォームや効かせ方を何よりも重視しているという。
「意識しているのは、足裏の重心と呼吸。どれだけ重量を扱っても、効かせられなければ意味がない。そこに妥協しないのが自分のポリシーです」
「昔はジュースやポテトチップスが大好きだったんですが、今は食べていません。外食を減らして自炊中心に切り替え、PFCバランスにも気を遣っています」
現在の1日の目安は『1,700kcal・P(タンパク質)100g・F(脂質)30g・C(炭水化物)270g』。
「食材も、サバ・キムチ・納豆・お米など、腸内環境を整えるヘルシーなものを選んでいます」
その結果、体重は51kgまで減量し、コンテストでは堂々の2位入賞という成果を手にした。
「正直、悔しかったです。もっと自分に厳しく、ポージングの練習も怠らずにできたはず。次こそは金色のメダルを狙いたいです!」
その言葉には、今の自分に甘んじることなく、さらに上を目指す強い意志が感じられる。
過去には、「デブなんだから海なんて行くな」と言われた経験もあったという田中さん。
「でも私は、痩せたら海に行ってもいいんだ!って捉えたんです。それが筋トレの原動力になりました」
ボディメイクを始めてからは、物事をよりプラスに捉えるようになり、自分自身もポジティブになったという。
「目指す身体は、女子フィジークで日本一になったこともある澤田めぐみ選手!格好良くて、憧れです!」
何かをストイックに継続することは、決して簡単ではない。続けることで少しずつ心が変わり、「もっとやってみたい」「次はこうしてみよう」と、前に進む力が湧いてくるのではないだろうか。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
執筆者:佐藤佑樹
主にFITNESS LOVEで執筆中。自身も大会へ出場するなどボディメイクに励んでいる。料理も好きで、いかに鶏胸肉を美味しく食べるかを研究中。
取材:佐藤佑樹 撮影:北岡一浩
執筆者:佐藤佑樹
主にFITNESS LOVEで執筆中。自身も大会へ出場するなどボディメイクに励んでいる。料理も好きで、いかに鶏胸肉を美味しく食べるかを研究している。