6月7日(土)、新居浜市市民文化センターにて『マッスルゲート四国大会』が開催され、田中みのり(たなか・みのり/28)さんが、ドリームモデル163cm以下級にて優勝の成績を収めた。
優美なドレス捌きと砂時計ボディで会場の注目を集めた田中さんに、トレーニングや減量方法についてお話を伺った。
多忙な中で、美ボディを作り上げたヘアメイクアップアーティスト
田中さんが筋トレを始めたきっかけは「食べずに痩せた失敗」から。
「体重は落ちて痩せましたが、ただ薄いだけのバランスの悪い身体になりました。女性としての色気もあまり感じず、メリハリのある身体になりたいと思ったのです。夫が昨年ボディコンテストへ出場し、応援に行きました。そのときに『ダイエットするなら、何か目標があった方がいいな』と思い、私も出場しようと思ったのです」
ヘアメイクアップアーティストとして働く田中さんは、華やかなドレス姿でステージを彩るドリームモデルに興味が湧いたそうだ。
「ヘアメイク・装飾・所作などトータルパッケージで評価していただけるところが魅力で、ドリームモデルに出場を決めました。舞台上でも緊張はなかったので、落ち着いて審査員の方々へアピールができたと思います。夫からは『堂々としていて、安心して見ていられた!すごく良かった!』と褒めてもらえました。大会はとても楽しく、出場して良かったです」
田中さんは不規則な仕事であるがゆえに、スキマ時間には必ずジムへ寄っていたそう。
「筋トレは週5~6回、1時間半~2時間ほど行っています。部位分けは、下半身・背中・肩。特に背中が強みで、好きな種目はデットリフトとサイドレイズです。デットリフトは腹圧をしっかりかけて、体幹を使ってまっすぐ引き上げる意識で行っています。トレーニングは基本1人。YouTubeやtiktokなどを参考にすることもあります」
減量について田中さんは「辛いけど、自分で決めたことだから」と前向き。
「減量は4ヵ月前から始めました。摂取カロリーは1300kcalからスタートして、徐々に100kcalずつ減らしていき、最後の4週間は1000kcalで過ごしました。基本は、タンパク質が多めの食事です。便秘にならないように、海藻類は意識して取るように心がけていました」
ボディメイクを楽しんでいる田中さんの今後の課題は、下半身の強化だそう。
「特にお尻とハムの境目を狙う種目を多めに行いたいです。レッグカールとブルガリアンスクワットを、丁寧にネチネチ効かすようにしています。今後もボディメイクで、自分なりの美しさを追求し続けていきたいです!」
美を追求する、ヘアメイクアップアーティストとしての誇りが感じられるステージングを披露した田中さん。田中さんが初ステージでも堂々と振る舞えたのは、これまで努力してきたという自分への信頼が表れているのだろう。
取材:山口夏織 撮影:北岡一浩
フィットネスからグルメ&レジャー、経済紙まで様々なジャンルで執筆&撮影を行う、歌う筋肉クリエイター。自身もボディコンテストへの参加経験があり、日々鍛えている。どちらかといえば猫派、某チョコはきのこ派。