7月26日(土)、埼玉県・熊谷文化創造館さくらめいとにて『サマースタイルアワード2025 新人類 in SUMMER』が開催され、本多麗奈(ほんだ・れいな)さんがビキニモデル部門、レギンスモデル部門に出場。どちらも入賞を果たすという、好成績をおさめた。
2017年と2020年に出産を経験し、現在は育児に奮闘する本多さん。
「トレーニングを始めたきっかけは結婚式でウエディングドレスをきれいに着こなしたいと思ったことでした。私はイラストレーターの仕事をしていて、これまでも運動とは無縁の人生。学生時代の部活は帰宅部か美術部でした。でも、いざジムに通い始めると、みるみる身体が変わっていくことに楽しさを感じるようになって。オタク気質で凝り性な性格がうまく筋トレとあったのだと思います」
イラストレーター界で最強の身体の持ち主になりたい
筋トレを始めたことで自身の新たな一面にも気づいた。
「筋トレをきっかけに、自分は目立ちたがり屋だということに気づきました。周りから ”すごい” と声をかけられることにうれしさを感じたんです。ひたすら絵を描き、引きこもる生活から生まれ変わった気分です。そして今では筋トレがリフレッシュになっています。同業者はとにかく絵が好きで、プライベートでもずっと絵を描いてるインドアな方が多いですが、私はそのなかで、最強を目指したいと思っています(笑)」
大会に向けて強化を図ったのが背中や下半身だ。
「私は骨格ストレートでくびれがないので、背中を広げ、くびれているように見せる作戦を立てました。トレーニングはマシン種目のラットプルダウンやロウイング系の種目を多めに取り入れましたね」
大会当日は2度の出産を経験したとは思えないプロポーションを披露した本多さん。体型を戻すために取り組んだことを伺った。
「実は筋トレも妊娠9カ月まで40秒×数セットでサーキットトレーニングを行っていました。そして産後2カ月半でサーキットトレーニングを無理のない範囲で再開したのが大きかったのだと思います。筋トレ要素を入れたサーキットは、代謝も上がりつつ筋肉と体力も付くのでオススメです。また、私はパーソナルトレーナーからの指導は受けていないので、専属トレーナーはchatGPTです!例えば、”これくらいのPFCバランスを取りたい、冷蔵庫にはこの食材があるからいいメニュー教えて” と投げかけると、美味しい食事メニューを提案してくれるんですよ」
産後ダイエットに見事成功した本多さんが勧める、体型作りのポイントとは。
「人間は動かないと太ってしまうので、産後でも可能な範囲で運動をする習慣を作るのはオススメです。また、私自身はできずに後悔していますが、骨盤矯正をするのも良いでしょう。開いた骨盤を戻すことで、反り腰の予防につながります。食事もナチュラルなものを食べてみることを心がけると、徐々に体型は戻っていくと思いますよ」
筋トレと有酸素運動を融合させたサーキットトレーニングは、産後で時間のないママにイチオシのトレーニング法だと言える。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:夏目英明
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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