「グランプリを獲ったことで反抗期だった息子との約束を果たすことができ、『お母さんがんばったね』と言ってもらえたことが最高のご褒美でした」
8月24日、大阪国際交流センターで『ベストボディ・ジャパン2025大阪大会』が開催された。クイーンクラス(50歳~59歳)では、水谷雅代(みずたに・まさよ/50)さんがグランプリに輝いた。
ピラティスと筋トレで理想の身体に近づく
水谷さんは1時間程度の筋トレに週5回、取り組んでいる。
「パーソナルトレーニングは週1~2回、ペアトレーニングは週1回、それ以外に部位を分けて一人でトレーニングしています。ペアトレは5年ほど続けていて、大会選手ではない大好きなお友だちとトレーナーさんと、楽しくトレーニングすることでモチベーションが上がっています。パーソナルで自分に厳しく、ペアトレで最高に楽しく、メリハリをつけることが筋トレが長続きする理由の一つでもあると思います」
水谷さんはピラティスにも取り組み、特にインナーの筋肉を鍛えているそうだ。
「インナーを強化し始めてから、立ち姿が良くなったと言われるようになりました。今までわかっているようでわかっていなかったインナーの使い方と、正しい骨の整え方などの知識を得ることができて、すごく楽しいです。ピラティスでインナーを鍛えて整え、筋トレでアウターの筋肉をつけることで、私の理想とする身体に近づいていると感じています」
「今一番の悩みはO脚で、これをなんとか改善するのが目標です。筋トレするときはワイドスクワットを入れるなど、脚を外旋させる動きを取り入れること、ピラティスではO脚改善のメニューがたくさんあるので頑張っています」
食事は、ジャンクフードを食べない、添加物の入っていそうなものは控える、揚げものは極力避けて、食べたら動くようにしている。
「食を通じて家族や友人とのコミュニケーションを大切に、健康的に過ごしたいと思っています」
筋トレを続けて自分と向き合い、自信を持てるように
「筋トレを続けたことで、自分と向き合うことができ、自信を持てるようになりました。長年悩まされた腰痛がなくなったこともうれしい変化です。姿勢も良くなって、メンタルが強くなりましたが、大会では同じように明るくて努力家で美しい方々と知り合い、お友達になることができました。大会に掲げられている審査項目で『健康美』というのがあります。私の目指す美しさはまさにこの言葉がぴったりです。心も身体も健康で、大変なことがあっても、それをひっくるめて輝ける人になりたい。歳を重ねるごとに輝きを増していけたら最高ですね」
取材:あまのともこ 撮影:岡 暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。
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