ベストボディ選手 コンテスト

歯科医師が筋トレ1年目で作り上げたスレンダーボディ 魚の脂質、炭水化物はしっかり取り減量成功

9月6日(土)、神戸芸術センターでベストボディ・ジャパン主催の『ジャンル別&職業別西日本大会』が開催された。同大会のドクター&医療従事者部門でグランプリを獲得し、さらに『モデルジャパン西日本大会』のレディースクラス(30歳~39歳)でもグランプリを勝ち取ったのが、小林早紀子(こばやし・さきこ/36)さんだ

【写真】しなやかなポージングをするビキニ姿の小林早紀子さん

小林早紀子さん

歯科医師として多忙な日々を送りながらも、わずかトレーニング歴1年でこれだけの成果を挙げた。

「ドクター&医療従事者部門」に込める想い

小林さんが特に思い入れを語るのは、ドクター&医療従事者部門というカテゴリーだ。

「普段、健康を提供する立場の人間が、自らの身体で健康意識を伝えられる機会があるのはとてもうれしいことです。今年もこの舞台に立てて良かったです!」

昨年の同大会でデビューしたときの緊張感を思い出しながら、改めてこの部門の存在意義を実感したという。そもそもコンテストに挑むきっかけは、2023年に小林さんの兄がベストボディ・ジャパン主催の東日本大会に出場。その姿を応援に行った会場で、ステージの輝きに心を打たれたからだった。

「子どものころからずっと兄の真似をしてきた私が、大人になってもまた兄の背中を追いかけて……。あの瞬間に、自分も挑戦しようと決めたんです」

小林さんは日によって診療時間が異なる。だからこそ「時間は自分で作る」というスタンスを重要視。朝4時台に起きてトレーニングを済ませる日も多く、その習慣はもはや「歯磨きと同じ」感覚になっているという。「予定の逆算」と「早朝トレーニング」の組み合わせが継続のカギだという。

また、食事で重視しているのはシンプルさ。基本は焼き魚や鶏胸肉・豚ヒレ、白米、味噌汁、野菜だ。

「魚の脂質はボディメイクに欠かせません。豚ヒレもローファット過ぎないようにバランスを考えて取り入れています」

また、減量期でも白米は必ず食べる。脂質を抑えても炭水化物はエネルギー源として確保し、過度なカロリー制限で体調を崩さないようにしている。変わったのは身体だけではない。もともと筋肉量が少なく、免疫力も低く、体調を崩しがちだったという小林さん。

「今では健康的な身体になってイキイキしていると言われるようになり、体調不良もほとんどなくなりました」

さらに周囲から食事や運動について相談を受けることも増え、生活そのものが健康的に変わっていった。

「トレーニングは見た目だけでなく内面まで整えてくれるもの。続けられるかではなく、やってみようかなの気持ちで始めてほしい。生活の一部になったとき、新しい目標が見えてきます。たとえ達成できなくても、なぜ始めたのかという目的は残りますから」

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取材・文:柳瀬康宏 撮影:岡暁

執筆者:柳瀬康宏
『IRONMAN』『月刊ボディビルディング』『FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格:NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動。2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに挑戦中。

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