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「ハンパない…」と会場がどよめくほどのバルク!中学校体育教師が「極太の脚」で魅せ、身長別で日本一に輝く【筋トレ】

9月21日(日)、兵庫県・神戸芸術劇場で開催された『オールジャパンフィットモデル・ウェルネスチャンピオンシップス』(以下、オールジャパン)。「ウェルネス163cm超級」に岸野悠佳(きしの・はるか/35)選手が登場すると、会場が一気にどよめいた。

【写真】会場がざわついた、岸野悠佳選手の驚異的なバルク

岸野悠佳選手

フロントポーズ、バックポーズを岸野選手が取るたびに、「おぉ……!」と言うどよめきが会場内に響く。「デカさがハンパない……」という感嘆の声も混じっていた。

それほどまでに岸野選手の身体は「デカい」。ステロイドユーザーだと疑われることもあるそうだが、正真正銘のナチュラルだ。昨年よりサイズアップした理由を尋ねると「トレーニング頻度が増えた」のだと岸野選手。

昨年のトレーニング頻度は、肩&背中の日と脚の日、3部位の週2日だけだった。しかし昨年12月に行われた『IFBB世界フィットネス選手権』後のフィードバックをきっかけに、トレーニングを変えたそうだ。

「膝回りが太くて脚が四角く見えるという声があったので、脚の付け根を大きくすること、外側がしっかり張りだした『お尻から丸い脚』を目指してトレーニングをしました」

加えてトレーニングの頻度も増えた。肩&背中、そして四頭筋&ハムストリングを所属する「XYZ(エクサイズ)トレーニングスタジアム」で行う日と、自分で行う日に分けたという。

忙しいときは週2日だが、多いときは週4〜5日トレーニングできるようになったからこそ、筋量を増やすことができた。

ウェルネスの競技者として活躍する岸野選手は、中学校の体育教師でもある。

「大会出場に関してあまりオープンにしているわけではないですが、授業をしていると『先生、仕上がってきてますね』と生徒たちから言われるんですよ。そのときは『今週が大会なんだ』って返しています(笑)」

成長盛りの男子生徒からは「どうやったらここの筋肉がつくのか」と聞かれることもあるそうで、「いっぱいご飯を食べましょう!(笑)」と答えているそうだ。

昨年に続いてオールジャパンの身長別で連覇を達成したものの、「自分的には達成できていない」と不完全燃焼気味の様子。

「去年より筋量を増やすことはできましたが、去年より徐脂肪ができた、絞れた身体とは言えなくて……。絞りやカットといった点においては、ダメだったなというのが正直な気持ちです」

11月末から12月頭にかけて開催される世界選手権への選考も兼ねた本大会。「もし選ばれたら」という前提で気持ちを伺ってみると、「いろんな方に多大なご迷惑をおかけしながらここまで来たので、相談したいと思っています」と言い、こう続けた。

「ですが、後押ししていただけるなら、もう一回オールジャパンのリベンジをしたいなって思います」

課題があるから人は伸びることができる。岸野選手の強さと美しさは、これからも磨きがかかっていくことだろう。

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材・文:小笠拡子 撮影:中島康介

小笠拡子(おがさ・ひろこ)
ボディビルにハマり、毎年筋肉鑑賞への課金が止まらない地方在住のフリーランスライター。IRONMAN・月刊ボディビルディング・Woman’s SHAPEなどで執筆・編集活動を行う。筋肉は見る専門で、毎月コツコツ筋肉鑑賞貯金をしている。

 

 

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