9月23日(火・祝)、『マッスルゲート奈良かしはら大会』が奈良県橿原文化会館で開催された。ウーマンズレギンス158cm以下級では、川尻佐季(かわじり・さき/47)さんが優勝。川尻さんは同50歳以下の部でも2位の成績を収めた。
【写真】男性顔負けのトレーニングで作った川尻佐季さんのボディ
健康とダイエット目的、夫婦でトレーニング開始
川尻さんは、2022年のお盆休みに、ご主人と一緒にトレーニングを始めた。
「健康とダイエットが目的でした。トレーニングを続けていくうちに『身体が変わる楽しさ』や『自分を磨く時間』に魅了されていきました。現在のトレーニングは週3~4日、1時間半~2時間で、脚、お尻、背中、胸と肩の4分割です。プリっとしたお尻に憧れていて、お尻と背中のライン作りを強化しています。ジムで会うマッチョの方に合トレをお願いして、効かせるフォームを教えてもらうこともあります」
川尻さんは、昨年からマッスルゲートに挑戦している。
「人前に出るのが苦手で、もっと前向きになりたい、自分の努力の成果を残したい、と思い出場を決めました。元々はお米とパンが大好きで、行き過ぎた我慢はしないようにしていますが、高タンパク、低脂質を意識し、できるだけ素材が分かる自然な食材を選んでいます」
筋トレを始めてからメンタルも強化
「ジムに通う前に比べて、身体が引き締まっただけでなく、メンタル的にも強くなりました。今まで『無理やわ、諦めよう、面倒くさい』と思ってたことも、挑戦してみようと思えるようになりました」
一緒にトレーニングを始めたご主人も変化があったそうだ。
「夫は元々、私よりも細いくらいの体型でした。コンテストに出るつもりはなく、自分のペースで身体作りを楽しんでいますが、細身だった身体に胸や肩の厚みが出て、しっかりとした印象に変わりました。私がコンテストに向けて減量を始めたときには、夫も食事を合わせてくれて、さらに栄養について調べてアドバイスをくれるなど、心強いサポートがありました」
昨年初出場した奈良大会は、年齢別で3位、身長別で4位。ご主人のサポートと、ジムのトレーナー曰く、『男性顔負けのハードなトレーニング』が今回の躍進につながった。
「筋トレは楽しい!トレーニングは自分と向き合う大切な時間です。これからもトレーニングと食事管理を続けて、歳をとっても若々しくありたいです」
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
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取材:あまのともこ 撮影:上村倫代
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。