「トレーニングや食事の学びを深めていくなかで、日々、身体が変わっていくのを感じています」
美しいくびれ、上向きのお尻、すらりとした脚の3拍子で魅せる、元レースクイーンの実業家・山内智恵(やまうち・ちえ/48)さんが、10月13日(月・祝)開催のベストボディジャパン主催の『モデルジャパン2025東海大会』ウーマンズクラス(40歳〜49歳)で準グランプリを獲得した。山内さんは、47歳から始めたトレーニングと食事管理で、「不健康に細すぎて友人から心配されていた」身体を、シェイプされたモデル体型に劇変。今シーズン、ボディコンテストに初出場ながら、すでに3大会でグランプリを含む上位入賞と快進撃を続けている。年齢を逆行する、山内さんのボディメイク法とは。
【写真】全盛期超え!?艶やかなモデルボディを披露する山内智恵さん

お尻特化トレで“上向きヒップ”とほっそり美脚を両立
「一時期、色んな脚トレをがむしゃらに試したら、脚全体が太くなってしまいました。(自分の目指す)モデル体型の脚になるには、トレーニング種目を厳選しなければいけないんだと気づきました」
この失敗を機に、スクワットなどの多数の筋肉を動員する種目は避け、お尻の造形に特化したトレーニングだけを5種目以上という部分的アプローチに転換。引き上がったお尻と細い太ももの境目がくっきりした、理想のラインに近づいたという。
砂時計くびれを2週間でつくった“肋骨締め呼吸”
美脚のほかに、モデル体型に欠かせないのが、砂時計のようになめらかな曲線を描く「くびれ」だ。山内さんは、長時間のデスクワークで猫背・巻き肩になり、肋骨下部が開いてくびれがカクカクした形になっていたのが悩みだった。
「朝晩に肋骨をたたむ運動(上体を後ろにそらして息を吸い、吐きながら前傾)で腹筋と呼吸筋を鍛えました。毎日続けたら、肋骨下部が締まってどんどん砂時計型になっていき、ウエストのトレーニングの大切さを学びました」
本大会の2週間前に開催された大会(関東大会)と比べて明らかに形が変わったと、変化に驚きつつも喜びを語った。
炭水化物で“健康的な張り”を取り戻す
元々少食で1日1食が当たり前だった生活を改め、まずは3食にすることから始めた食事管理。大会出場を重ねるうちに、さらに進化を遂げた。
「肉中心のたんぱく質偏重で白米が極端に少ない食生活は、肌の張りが失われて肋骨が浮く不健康な痩せ方になってしまいました。白米を食べ、糖質を増やしたら元気が出て、健康的な肌の質感が戻りました」
学びと実践を重ね続けてきた1年の集大成となる11月23日開催の『モデルジャパン日本大会』に向け、さらにブラッシュアップを進めると意気込む山内さんの心身は、現役時代に負けない魅力を放っている。「痩せても若いころの体型に戻らない」と悩む同世代に、山内さんのボディメイクはリアルな希望になるのではないだろうか。
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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』『Womans'SHAPE』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーとエクサイズでボディメイクに奮闘している。
-ベストボディ選手, コンテスト
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