11月30日(日)、TFTホール1000にて『サマースタイルアワード REGIONAL QUALIFYING FINAL』が開催され、鈴木かな(すずき・かな / 29)さんがビューティーフィットネスモデル部門ショートクラスで5位入賞を果たした。
【写真】短期集中で鍛え上げられた鈴木かなさんのメリハリボディ
「なんとなくのジム通いから『どうせなら』とパーソナルに切り替えて本格的に取り組み始めたら、筋トレが楽しくて楽しくて! 今年4月に大会出場を決め、それからは予選などの大会出場とその準備に取り組んできました」
大会出場1年目にして予選で入賞、この決勝大会出場の出場権を獲得した鈴木さん。
「筋トレや食事管理などでのボディメイクに加えてポージングの練習、大会準備や当日に向けた調整など、ただひたすら大会のことを考え行動してきた8カ月間でした。シーズン締め括りの決勝大会という大舞台で素晴らしい選手の方々と戦う貴重な機会を得られたこと、本当にうれしく、またありがたく思っています」
短期集中で競技と向き合う一方、心身ともにハードな仕事にも邁進してきた。
睡眠、食事が思うように取れない日も
「救急救命士として働いています。24時間勤務なのであらかじめ決めた時間に食事や睡眠を取ることができず、また睡眠不足などからトレーニングとの両立が難しい日もありました」
それでも仕事には全力で取り組み、上司、同僚らの理解と協力もあってなんとか仕事との両立が成り立ったのだと振り返る。
「トレーナーさんに教えてもらった懸垂を職場でもやっていて、今では仕事に集中するためのスイッチを入れる意味も含めた、勤務前の職場のみんなのルーチンのようになっています」
個々の体力と筋力に応じて1セット8〜10回を5セット程度こなしていると言う。
「去年の1月ごろには続けて4回しかできなかったのですが、今では16回できるように。この記録もまだまだ更新していきます!」
間食は手作りスイーツ、カニカマバー
また食事管理の面でも配慮を感じる場面があった。
「勤務中での食事時間にも栄養バランスを考えた筋トレ飯を持参するようになったからか、上司からの差し入れがスイーツからカニカマバーに(笑)」
もともと食べるのが大好きで、大の甘党だと言う鈴木さん。
「減量中には米粉、かぼちゃ、さつまいも、プロテインなどを使ったヘルシーなお菓子を手作りして楽しむことで乗り切りました。この決勝大会の後には食事会や旅行の予定がぎっしり!おいしいものを思う存分食べるつもりです」
オフを満喫した後にはまた、来年に向けての準備が始まる。
「来年はビューティーフィットネスモデル部門でもっと上を目指したいのはもちろんですが、ビキニ部門への挑戦も検討しています。具体的なことを決めるのはまだこれからですが、次のシーズンがまた始まるを今から楽しみにしています」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
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取材:大塚真奈美 撮影:舟橋賢
執筆者:大塚真奈美
編集者・ライター。ヘルス&フィットネス、美容、グルメなどの分野で企画・編集・取材・執筆。群馬県出身、東京都在住。
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