11月23日(日・祝)、ベストボディ・ジャパン主催の『モデルジャパン日本大会』クイーンクラス(50歳~59歳)では美容師で2人の息子を育てるシングルマザーの稲家都(いなや・みやこ/51)さんが3位入賞した。
無理しすぎないことを頑張る
「去年までは『仕事の後は家事、トレーニングなど、絶対やらないと』と、頑張り過ぎて体重を落としすぎたり、疲れが顔に出て笑っていてもひきつっていたり、いい状態ではないときがありました。今年はしんどいときは身体を休ませ、マッサージしたり、ストレッチしたり、早く寝るなど、ケアをしっかりすることを心がけました」
睡眠7時間を確保し、ケアすることで減量も早く進み、大会1~2週間前には仕上がって、気持ちにも少し余裕ができた。しっかり減量できた身体に、大会当日水分を控えて脂質と塩を多めに入れたことで、今年初めてお腹の皮が張り付くという経験をしたそうだ。
「身体を休ませるといっても、ジムに行けないとき何もしないのは不安なので、『ながらトレーニング』をしました。ご飯を作りながらスクワットしたり、歯磨きしながらゴムバンドを脚に巻いてパカパカしたり、ご飯を食べているときもゴルフボールを足の裏においてコロコロほぐしたり。朝、目が覚めたときに寝たままヒップリフトや、立っているときにインナーマッスルを意識して姿勢に気を付けたりもしました」
自分がご機嫌で過ごせるように、と今年初めて取り組んだことがある。
「大会のアクセサリーが人と被らないように、ピアスを小ぶりにして、耳の後ろに付ける髪飾りを自分で作りました。誰も見ていないかもしれないですが、自分が好きなものでいきたいと思ったんです」
稲家さんは、無理をしすぎない調整で自身最高の成績を収めることができた。
「今年いい状態でステージに上がれたので、来年もこの調子で、もうちょっとメリハリのある身体になるように肩とお尻を強化し、体重を増やして筋肉も増やしていきたいです。今年日本一を目指していましたが叶わなかったので来年再チャレンジします」
取材:あまのともこ 撮影:高坂裕希
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。
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