12月20日(土)、21日(日)の2日間、東京・品川インターシティホールでマッスルゲート実行委員会主催の『ゴールドジムJAPANCUP2025』(以下、ジャパンカップ)が開催された。ドリームモデル50歳以上の部では中原由美子(なかはら・ゆみこ/56)さんが3位に入賞。「まだ実感が湧きません。体調が悪かったので、『まさか3位を取れるとは』という驚きもあります」と話す。
【写真】中原由美子さんの洗練されたボディラインと華麗なポージングを含む5枚

休息もまた大切なトレーニングの1つ
中原さんが今大会で3位を取るまでには、多くの困難があった。
約20年間、空手の稽古に打ち込んできたが、けがの多さを理由に引退を決意した中原さん。身体づくりの大切さを感じ、5年前にジムでのトレーニングを始めた。
「競技に初めて出場したのは2024年です。『ゴールドジムJAPANCUP2024』にも出場したかったのですが、けがや持病のため叶いませんでした」
その言葉には悔しさが滲む。競技を続けるために本格的なトレーニングの重要性を感じ、昨年1月からはトレーナーの指導を受けている。現在は週に4日、トレーニングに励む。
「喘息を患っているので、体調が悪いときはトレーナーと密にコミュニケーションを取り、休むようにしています。だから、他の選手よりはトレーニングに割ける日数は少ないかもしれません。でも、身体を休ませることもまたトレーニングと割り切るようにしています」
喘息以外に、パニック障害にも悩まされているといい、今大会の会場入りの際も困難に見舞われた。
「乗っていた電車が緊急停車をしたことで発症してしまいました。なんとか会場にたどり着き、仲間たちに励まされながら舞台に立つことができました」
頼りになるトレーナーと、励まし合う仲間の存在は大きいといい、彼らへの感謝を繰り返す。
職場に競技用のヒールを常備!?
思うようにトレーニングをできない日も多いからこそ、時間を有効に使うことを大切にしてきた。
「仕事で残業が多いとトレーニングができません。それに、疲れた顔で行けばトレーナーに見抜かれ、休みになってしまいます。だから、残業した日は余計なタスクをこなさず、しっかり休むことを心掛けていました」
仕事とトレーニングの両立のためには、職場にヒールを常備した。
「早めに出社して、鏡のある部屋でポージングをしていました。エアコンを私用でつけるわけにはいかないので、夏は暑さ、冬は寒さとの戦いでした」
そんな苦労もあったが、笑顔からは充足感が読み取れる。今大会までにさまざまな苦労があったが、中原さんはすでに次の目標を見据えていた。
「来年は別のカテゴリーに挑戦したいですね。どのカテゴリーに挑戦するかは、ステージに立つことで報告したいと思います。それまでにトレーニングを頑張り続けます!」
自身のコンディションと闘いながら挑戦を続ける中原さんの姿は、他の選手の励みになるはずだ。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
執筆者:増田洋子
編集・ライター。インタビューが好きで医療、ITなどを中心にさまざまなジャンルで執筆中。現在は週に4日、ジムでのんびり運動をしている。東京都在住
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取材:増田洋子 撮影:北岡一浩










