「参加者も多く、非常にレベルの高い戦いで優勝できたことがうれしい」と語る、宗行慶哉(むねゆき・よしや/31)さん。パーソナルトレーナーとして働く宗行さんは、愛媛県新居浜市市民文化センターで開催された『マッスルゲート四国大会』(6月28日開催)のメンズフィジーク168cm以下級で優勝に輝いた。

筋トレでトレーナーとして説得力のある身体づくり
ボディコンテスト歴7年の宗行さんは、フィジークらしいシルエットを意識した身体づくりに注力してきた。
「勝因は、自分の強みであるアウトラインを評価していただけたことだと思います。競技を始めてからは、肩のサイドの張り出しや広背筋の広がり、ウエストの細さなどにこだわって鍛えてきました。ただ筋肉を大きくするだけではなく、フィジークで評価される身体を追求してきたことが結果につながったのだと感じています」
幼い頃から武道やサッカーなどに取り組み、身体を動かすことが大好きな宗行さんは、8年前からトレーニングを開始した。
「前職はフィットネスクラブで働いていたので、トレーナーとして説得力のある身体をつくりたいと思ったことがきっかけで筋トレを始めました。ボディコンテストへの出場は、職場の同僚から半ば強引に勧められたことが始まりです。当初は『自分の身体では通用しない』と思っていたので嫌でしたが、挑戦してよかったと思っています」
筋トレや減量は『継続できるスタイル』の追求を重要視
宗行さんは週5回、1回1時間から1時間半を目安にトレーニングしている。
「基本は胸、背中、肩、腕、脚の5分割ですが、増量期には弱点だと感じている胸の頻度を増やすなど、その時々で内容を調整しています。自慢の部位は前鋸筋(※)ですが、常に身体全体のバランスを重視しながら『フィジークらしい身体つき』を極めていきたいです」
※脇の下から肋骨の側面、および背面にある肩甲骨の裏側(胸側)をつなぐ筋肉。ノコギリの歯のようなギザギザした見た目をしている。
宗行さんは減量方法として、『自分が無理なく継続できるスタイル』を大切にしている。
「まず落としたい体脂肪量を計算し、期間ごとの目標を設定したうえで摂取カロリーを管理しています。普段から食事内容はシンプルで、白米・鶏胸肉・鮭・卵・納豆などを中心に、毎日ほぼ同じメニューです。増量期も減量期も炭水化物の量を調整しながら身体をコントロールし、有酸素運動は減量中期以降に取り入れています」
「これからも『トレーニング・栄養・休養』の3つを大切にしながら、自分の身体を客観的に分析し、弱点を改善していきたい」と話す宗行さんは、その後に開催されたJBBF愛媛県大会のメンズフィジーク168cm以下級でも優勝を勝ち取った。
理想の身体をつくるため、自分自身を客観的に見つめ続ける宗行さんの姿は、日々の積み重ねの大切さを教えてくれる。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】 マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材・文:山口夏織 撮影:岡暁










