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驚異の71歳がボディコンテスト一般の部で優勝の快挙!15階まで階段を上るなど日常生活でも工夫

2026年9月22日、『マッスルゲート奈良かしはら大会』が奈良県橿原文化会館で開催され、ビキニフィットネスでは、石川多津子(いしかわ・たづこ/71)さんが一般の部、マスターズ(35歳以上)の部とも優勝し、2冠を達成。石川さんは70歳だった2025年2月、ビキニフィットネスに初挑戦し、2年目で遂に優勝した。

【写真】71歳!?石川多津子さんの若々しい身体と姿勢の美しいポージング

石川多津子さん

 

40歳から運動を始めて70歳からビキニフィットネスに挑戦

運動とは無縁だった石川さんは40歳から水泳を始めた。始めたときは25m泳げなかったが、1年後にはマスターズの大会に出場。45歳からはダンスを始め、2022年からはマシンを使った筋トレをするようになった。2023年、マッスルゲートのレギンス部門に初出場し、昨年からビキニフィットネスにカテゴリーを変更。以降、関西圏で行われるほとんどの大会に出場してきたが、今年3月には『マッスルゲート神奈川』にも出場した。

「4年ほど前から始めた筋トレは、全身をまんべんなく鍛え、強く大きくするトレーニングでした。ビキニフィットネスにエントリーしてからは、むやみに筋トレをするだけでなく、くびれたウエスト、曲線的な美しさ、さらに上品で華やかな雰囲気を求められる……。なんとも難しい要求に応えなければならなくなりました。マシントレーニングに加え、マット上で身体をねじったり、ヒップを持ち上げたり、背中をそらしたりと、地味なことに時間を費やしました」

この半年は、特に下半身を強化してきた。今でもフルタイムで仕事をしている石川さんは、「ジムでのトレーニングは1~2時間でも、日常生活の中でも鍛えられることが多い」と感じている。

「通勤時は駅の階段を使い、住んでいるマンションでは15階まで階段を上ります。仕事中は机の下で脚を上げ下げし、廊下はヒールウォーキングを意識して両膝をすり合わせるように歩き、普段から胸を高く、背筋を伸ばすよう心掛けています。顔を洗うとき、物を拾うときなど、寝るとき以外は常に腹圧を意識しています」

30年、運動を続けてきた秘訣

40歳から運動を始め、いつの間にか30年が過ぎた。

「30年間、毎日仕事が終わるとジムに行く生活でした。1週間のうち、ダンス系を4回、ちょっとハードな筋トレを4回、グループレッスンで持久系の筋トレを2回、日曜日には水泳2000m以上のペースで続けていて、今まで整体に通うこともなく、痛みもなくいられるのは、身体のいろんな所をいろんな形で動かしているからだと思います」

長い間継続できた秘訣が2つあると石川さんは考えている。

「1つは習慣化すること、もう1つは人との関わり合いだと思います。3日休むと心配してくれる人たちがいて、日焼けして肌が黒くなってくると『もうすぐ大会?』と声をかけてくれるジム仲間が継続の支えになってくれています。私の場合、大会に関係なく、体重の増減は1㎏程度です。毎日好きなものを食べても飲んでも変わらないのは、その分身体を動かして消費しているからだと思います」

初めての優勝

「金メダルをいただいた瞬間は正直言ってうれしかったです」

初出場は最下位。そこから出場するたびに進化し続けて遂に優勝した。優勝が決まった瞬間、ビキニデビューのときから石川さんを見続けてきた舞台袖のスタッフたちからも歓声が上がった。

「約2年間、指先の細かい動作からご指導くださったトレーナーの方々、そして強風にも負けないヘアとメイクの担当者様、応援してくれた友人たちのお陰あってのことと、感謝しております。その一方で、クリアできていない課題がたくさんあり、まだまだ進化の途上にある状態で、金メダルをいただく資格があるのだろうかという思いがあります」

石川さんはこれからも課題に取り組み、競技を続ける予定だ。

「キラキラ光るビキニを選んだり、スタイリストさんと髪型の相談をしたりと、ビキニフィットネスを通じて健康美を追求する楽しみを、もう少しの間、味わえたらいいなと思っています」

優勝の裏側には、30年間にわたって身体を動かし続けてきた日々と、毎日の生活の中で身体と向き合う姿勢があった。ジムだけでなく日常生活の中でできることを考え、続けていくこと。石川さんの取り組みには、日々の心がけが大きな変化や結果につながっていくという学びがある。

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材:あまのともこ 撮影:岡暁

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。2021年~2025年JBBF登録選手。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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