9月6日にひらしん平塚文化芸術ホールで開催された、『サマースタイルアワード横浜予選』『ROOKIE CHALLENGE CUP 横浜予選』。そのビキニモデル部門ショートクラスで2位、またルーキービキニモデル部門では優勝に輝いた、初出場のかほ(26)さん。本格的に筋トレを始めて約3カ月で大きな成果を引き寄せた、そのボディメイク術とは。

「今年の6月2日に初めて、(藤村)信介さんのパーソナル指導を受けました。それまでも自分なりにトレーニングはしていましたが、指導を受けてまず感じたのは、自分の甘さと筋トレに対する理解の浅さ。そして心に残ったのは、“このままではいけない”という焦燥感でした」
この日を境に筋トレへの認識が“身体を動かすもの”から“理想の身体をつくるために考えて行うもの”に変わったと言う。
「筋トレの頻度は週6回、所要時間は1時間30分ほど。それとは別にポージング練習も週6回、こちらは1時間ほど。身体をつくることも大切ですが、それと同じくらいつくりあげた身体をどう使い、どう魅せるかも大切だと考えています」
現在の最重点部位は背中。“背面上部(大円筋)”と“背面下部”に分けて頻度高く鍛え、また“肩・胸”“お尻・脚”にもフォーカスしながら全身バランス良くトレーニングすることを心がけている。
「ただ筋肉を大きくすることだけを目的にするのではなく、ステージでどう見せたいかを考え、“このポージングのときにここを広げたい”“この部分に力を入れられるようになりたい”など、ポージングから逆算して必要な部位を考え、狙っている筋肉をきちんと動かせているかを意識してトレーニングしています」
このほか普段から1日15,000歩ほど歩くよう心がけ、また大会前の減量期にはさらに有酸素運動にも取り組んだ。
「疲労度や身体の状態を見ながらですが、基本的にはトレッドミルを傾斜11、時速6kmを目安に1時間ほど行っています」
娘と両親が寝ている間にトレーニング
かほさんは現在、フルタイム勤務の仕事とシングルマザーとしての子育てを両立しながら、これだけのトレーニングをこなしている。
「朝から夕方まで仕事をして、18時に保育園へお迎えに行き、帰宅後娘を寝かしつける22時ごろまでの間は正直、ほとんど自分のために使える時間がありません。最初は22時過ぎからジムへ行こうとしていましたが、娘はいつもなかなか寝てくれず、私が先に寝るとつまらなくなってようやく寝るというパワフルな子なんです(笑)。だから毎晩寝たふりをするんですが、気付けば一緒に寝落ちしてしまうことも多々。朝起きて“またトレーニングできなかった”とストレスを感じる繰り返しから、思い切って22時就寝、午前2時起床でジムに行く“超朝型”に切り替えてみることにしたんです」
同居する両親と娘が寝ている間に早朝トレーニングを終え、帰宅後にストレスなく笑顔で家族に“おはよう”と言って一日を始められる今の生活がとても快適だと笑う。
「もちろん、これは大会に向けた期間限定の生活です。十分な睡眠時間をどう確保していくかは、今後ボディメイクを長く続けていくうえでの課題のひとつ。それでも“時間がないからできない”と考えるのではなく、周りの協力にも感謝しながら、どう時間をつくり出すか、考え実行したこととその成果はとても大きいものだったと感じています」
現代はおそらく皆“忙しい”が、“なぜやりたいのか”“どうしたらできるのか”を考え、それぞれの答えを探す取り組みこそが、大切なことなのかもしれない。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:大塚真奈美 撮影:高坂裕希
執筆者:大塚真奈美
編集者・ライター。ヘルス&フィットネス、美容、グルメなどの分野で企画・編集・取材・執筆。群馬県出身、東京都在住。
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