10月4日(日)、埼玉県・ 三郷市文化会館で開催された『サマースタイルアワード 2026 関東予選』。ビューティーフィットネスモデル部門(※)ショートクラスで4位に入賞したのが、喜友名愛(きゆな・あい / 30)さんだ。過去のDV被害によって失った自信を筋トレで取り戻し、今年からコンテストに挑戦。心身ともに大きな変化を遂げてきた
※モノキニを着用し、単に細いだけでなく、女性らしい丸みとしなやかさを残した引き締まった身体が評価されるカテゴリー
【写真】喜友名愛さんの低重量トレーニングで作り上げたメリハリボディ

本格的なボディメイク歴は約5年。筋トレを始めたきっかけは、つらい恋愛経験だったという。
「最初は失恋をきっかけに、とにかく強くなりたいと思い筋トレを始めました。実は当時、DVを受けていて、力でも勝てず、言い返すこともできなかったのが本当に悔しかったんです。その経験から自己肯定感が下がり、人と関わることも怖くなっていました。でも筋トレを続けるうちに心が強くなって、身体も変わっていくことで少しずつ自信を取り戻せたんです」
30歳までの優勝を目指して挑んだ4戦目
昨年、筋トレへの情熱から会社員を辞めてトレーナーに転職。今年4月には、自ら挑戦する姿を顧客に見せたいという思いから大会デビューを果たした。
「30歳になるまでに優勝することを目標にしていたのですが、最初の3戦はプレッシャーや緊張もあって、なかなか絞りきれませんでした。それでも諦めたくなくて、コーチをつけて食事やトレーニングを見直したんです。今回は前回よりもしっかり絞れましたし、緊張も和らいでステージを楽しめました」
今回の準備期間は約2カ月。高重量中心だったトレーニングを低重量で丁寧に効かせる方法へ変更し、休養も取り入れた。
「以前は焦りから休むことができなかったのですが、今回はオフもしっかり取りました。有酸素運動は毎日必ず2時間行い、摂取カロリーも減らしましたが、不思議とストレスは少なかったです。体重も順調に落ちていったので、モチベーション高く取り組めました。ポージングも毎日1時間練習して、審査員の方から『ポージングは1位だった』と言っていただけたのがうれしかったです」
身体だけでなく心も変わる筋トレの魅力
「以前は人と関わることが苦手で、OL時代も人間関係に苦手意識がありました。でも筋トレを通じて自分が変われたからこそ、環境を変えてトレーナーに挑戦してみようと思えたんです。身体だけでなく、人として内面からも変われるということを伝えていきたいですね」
現在は自身の経験を生かし、トレーナーとしてボディメイクの魅力を伝えている。
「身体は最初から急に変わるものではないので、少しずつでも継続してほしいです。焦って重い重量を扱うのではなく、まずは身体の基盤をつくることが大切だと思います。特に体幹を鍛えることは、正しいフォームを身につける上でも重要です。すぐに結果が出なくても、努力を積み重ねている事実を大切にしてほしいですね」
つらい過去を乗り越え、筋トレを通じて自信と新たな人生の目標を手にした喜友名さん。その挑戦を続ける姿は、身体だけでなく自分自身を変えたいと願う人たちの背中を押してくれる。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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取材:池田光咲 撮影:高坂裕希
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