2026年10月25日、京都パルスプラザで『ベストボディ・ジャパン関西大会』が開催され、モデルジャパン部門ウーマンズクラス(40歳~49歳)では、西岡奈保(にしおか・なほ/48)さんが準グランプリに輝いた。5年前から自炊を全くしてこなかった西岡さんの生活は、筋トレを始めてから激変した。

コンビニ生活5年間
元々看護師だった西岡さんは、5年前にホワイトニングサロンを立ち上げた。3年ほど経ったころから職場や友人から「太ったよね」「後ろ姿が大きくなった」と言われるようになった。
「元々太ってはいなかったので、自分が太っていると言われて信じられませんでした。家に体重計もなく、温泉で体重を測ってみると1年で5kgも太っていました」
思い当たることはあった。開業してから事務仕事が増えて座りっぱなしになり、忙しさを言い訳に自炊を全くしていなかった。朝は食べない、昼は職場近くのコンビニでレジ横のスナック商品をいくつか買って食べ、夜は家の近くのコンビニでパスタかラーメンを食べる生活を続けていた。
「食べることは好きだったし、お菓子も毎日食べないと気が済まなかったけれど若いころは太らなかったんです。年齢的に代謝が落ち、活動量も減って、食生活も問題があったと思います。太ったことを話していると、お客様が通われているジムを紹介されて、行ってみることにしました」
西岡さんは、1年半前から週1回のパーソナルトレーニングに通い始めた。身体が硬かったのでストレッチや、バランスボールでプランクをしたり、バランスボードに乗って体幹を鍛えたりすることから始めた。筋トレは、ラットプルダウン、ダンベルサイドレイズ、ブルガリアンスクワットなどに取り組んだという。
「パーソナルに行きはじめて4、5カ月後には体力が付き、階段で息切れすることがなくなりました。周りからも『身体が締まってきた』と言われるようになりました」
5月の松山大会に出場することを決めてからは、パーソナルを週2回、1人でも週2回ジムに通った。「ボタン一つでご飯は炊けます」とトレーナーに言われ、5年ぶりにご飯を炊いた。納豆、冬には鍋料理、ササミと豆苗のサラダなど簡単なものを作って食べるようになり、コンビニのスナックコーナーには行かなくなった。
「最初はお菓子が食べたかったけれど、トレーナーとの約束を破ってまで食べたいとは思いませんでした。食べられるものを食べて楽しくやりたいと思って、お菓子が食べたければ栗か芋を食べるようにするなど、置き換えられるものを探して食べるようになりました」
食事内容を変えたことで体重はスルスルと減り、コンビニの食材や外食は味が濃いと感じるようになった。コンビニをやめてスーパーに行くようになったことで節約もできた。中でも西岡さんが感じる一番の成果は、姿勢だそうだ。
「職場では『歩き方がおばあちゃんみたい』と言われていました。猫背、内股で姿勢が悪かったのに、ウォーキングやポージングで意識するようになってから、胸が広がり、姿勢が良くなりました。姿勢には年齢が出ますので、身体を動かすって大事だなと思います」
筋トレを始めたことで、身体だけでなく、食生活まで大きく変わった西岡さん。5年間自炊をしていなかった生活から一歩踏み出し、食事を見直しながらトレーニングを続けたことが、姿勢の改善にもつながった。西岡さんの挑戦は、新しい一歩を踏み出すことの大切さを教えてくれる。
取材:あまのともこ 撮影:岡暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。2021年~2025年JBBF登録選手。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。
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