4月12日(日)、宇都宮市文化会館で開催された『マッスルゲート栃木大会』の「ボディフィットネス一般の部」で優勝を手にしたのは、高野ふじ子(たかの・ふじこ/47)さんだ。
「筋トレを始める前は、実際の年齢よりひと回り上に見られたり、『太ったね』と堂々と言われたりで悲しい思いをしていました」
そう過去を振り返る高野さん。ボディメイクを始めたきっかけは、自分の身体に嫌気がさし、そこから抜け出したいと思ったからだという。

「コロナ後遺症で、動く気力や元気を無くしてしまい、誰とも話せなくなってしまい、引きこもったら太ってしまいました。近所にゴールドジムがあり、自分の身体に嫌気がさして、引きこもりでしたが勇気を出して行ってみました」
その一歩が、環境を変えた。ジムで仲間ができ、大会出場への背中を押されたという。
「同じジム仲間が『せっかく鍛えてるんだから出るといいよ』という後押しをしてくださり、大会へ出場を決めました。今となっては本当にありがたい言葉でした」
得意部位は下半身。ステージでも、その鍛え上げられた脚で存在感を放っていた。
ハードな日常で作り上げた下半身
「トレーニングは、週3日・1回2〜3時間です。バレーボールもしているので、下半身のハードな動きは長時間耐えられます。下半身は膝を痛めないよう入りやすいケーブル中心で筋トレしています。ケーブルキックバックを限界までやります。レッグエクステンションは100〜150回ほど行い、特殊な方法ですが、ローロウのマシンで腕ではなく脚で引いて縫工筋を鍛えていました」
年齢やコロナ後遺症のこともあり、怪我のリスクを考慮し、プレス系やバーベルスクワットは行わず、ケーブルで鍛えたという。
「減量中はバレーボールと筋トレで週6日動くので、動悸がしないよう糖質を持ち歩いてすぐに食べられるようにしています」
食事管理と活動量のバランスも徹底していた。
「バレーボールは週3日合計6〜7時間、筋トレは週3日合計6〜7時間、キックボクシングは週1日1〜2時間と、よく燃える身体を作るために活動量を増やしていました。筋トレ重量は下げず、大会前日まで1日1,800〜2,200kcalは食べていました。添加物や保存料のないクリーンな物を食べるよう心がけていました」
ハードな取り組みの末に掴んだ優勝。しかし高野さんは現状に満足していない。
現状に満足せず、目指すは次の大会へのボディメイク
「今回の大会は、減量も足りていないし、ポージングやウォーキングもまだまだですし、僅差でラッキーだったと感じています。誰が優勝してもおかしくなかったです。皆に見習うところがたくさんあり素晴らしかったです!」
そして高野さんは、すでに次を見据えていた。
「私は、ボディメイクを始め、自分の身体と真剣に向き合うと同時に、心にも真剣に向き合い、過去のトラウマや認知の歪みを認識して、客観的に考えられるようになりました。大人になりました(笑)。今後はボディフィットネス部門だけでなく、ウェルネス部門に興味があり、砂時計型のたくましい身体を目指したいです!」
さらに高野さんは、競技用ビキニの製作も手がけているという。
「仕事で、競技用ビキニを製作しています。合わせてアクセサリー製作や、服のお直しなども。今回マッスルゲート栃木では自分のビキニだけでなく、他の選手も私自身が製作した物でした。一緒に出場できて本当にうれしかったです!これからも選手たちに良心的な価格でビキニを提供していきたいと思います」
執筆者:佐藤佑樹
主にFITNESS LOVEで執筆中。自身も大会へ出場するなどボディメイクに励んでいる。料理も好きで、いかに鶏胸肉を美味しく食べるかを研究中。
取材:佐藤佑樹 撮影:北岡一浩










