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悔し涙のデビュー戦。最下位の景色から見えた未来【私のコンテストデビュー戦】

ステージに上がれば必ず順位がつくボディコンテスト。フィットネス業界での実績を築くため、競い合いという茨の道に飛び込んだのが山野磨弥さん(やまの・まや/22)さん。

【写真】コンテスト出場だけでなくヨガ国際資格も取得して実績を積む山野磨弥さん

「初めて出場したのは2023年のベストボディ・ジャパン仙台大会でした。結果が全てではないと言いますが、5人中5位の最下位は正直悔しかったです」

計画通りに体重を落とす予定だったものの、当日へのプレッシャーで精神的に落ち込んだ山野さんは、無理な減量をおこなってしまい、生理が4カ月止まってしまったという。

しかし、大会の3週間前になんとかコンディションを取り戻し、長くのしかかっていたむくみや水分がすっきりと抜け、思っていた以上に良い状態でコンテストに臨めたそう。

ベストボディ・ジャパンでは、5位までサッシュが贈られるため、出場時点で入賞が決まっていた。しかし、舞台で4人がコールされ、最後まで後ろに取り残されたあの瞬間の景色は、今でも脳裏に鮮明に焼きついていると話す。

「とにかく悔しくて、気持ちが抑えきれずに大会後は舞台裏で泣いてしまいました。約半年間、必死に食事制限とトレーニングをして7kgの減量にも成功し、コンディションも良いと思ったのですが、結果はついてきませんでした」

そんな落ち込む山野さんに声をかけたのが、何度も出場経験のある先輩選手。最初から勝てる人ばかりではない、若いのだからまだまだこれから伸び代がたくさんある、といった励ましの言葉を受けて、前向きな気持ちに変わったという。

山野磨弥さん

「コンテストは外見だけでなく、内面まで素敵な人が集まるものだと実感しました。人生を前向きに変えていきたいと思っている人には、自分に自信がもてるようになりますし、きっと素敵な出会いがたくさん待っています!」

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文:林健太 写真提供:山野磨弥

執筆者:林健太
パーソナルトレーナー、専門学校講師、ライティングなど幅広く活動するマルチフィットネストレーナー。マッスルゲートにも出場経験あり。

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