2025年4月5日、ベストボディ・ジャパンの国内開幕戦、近畿大会のガールズクラス(18~29歳)で伊藤優綺(いとう・ゆき/25)さんが、準グランプリを受賞した。
小・中・高校と9年間バスケットボール部でキャプテンを務めるなど活躍していた伊藤さん。部活引退後も運動を続けたい、とフィットネスジムに通い、スタジオレッスンで「こんなすてきな仕事があるんだ!」と衝撃を受けた。大学生になってから、あこがれていたインストラクターが所属するジムでアルバイトを始め、在学中に資格を取ってインストラクターとして働くようになった。
3年前、所属するフィットネススタジオ『YOU'phoria』の社長に「ゆきちゃん、大会出てみなよ〜」と声をかけられた。深く考えず言われたままに2つ返事で、「はい!出ます!」と答えて大会出場することになったそうだ。
「元々ボディメイクの大会自体に興味はなく、自分が出るなんて想像つかなかったです。でも、『出ます!』と言ったからには結果を残したくて努力しました。また、きっかけをくれた社長に恩返しするためにも、成績を残したいと思いました。今は自分自身ベストボディが大好きで出続けています」
昨年のベストボディ・ジャパン日本大会ではトップ10の成績を収めた。現在の筋トレは週3回1時間で、日本一をめざしている。
「自分自身筋トレをガツガツ行うのが好きなので、筋トレは放っておいてもするのですが、ベスボでは筋量があればいい。絞れていればいい。というわけではなく、姿勢や歩き方、立ち居振る舞いも評価の対象になっていますので、昨年から筋肉を増やすためのトレーニングだけではなく、パーソナルジムの『YAMATO355』での整体やコンディショニング系のトレーニングを強化しております」
元々キャビンアテンダントになりたかったという伊藤さんだが、今はインストラクターを仕事にしてよかったと思っている。インストラクターも続けながら今年5月から、ストレッチコンディショニングとパーソナルジムのお店『UP date名古屋栄店』をオープンするそうだ。
今や筋トレは伊藤さんにとって「歯磨きのような習慣」。
「歯磨き、毎日できないと気持ち悪いじゃないですか。筋トレをするとメンタルが安定する気がします。ちょっとやそっとのことでは気分が落ちないというか。逆に、筋トレできない日が続くと少し気持ちが下がります。筋トレで自己肯定感も上がりますので、選手の方も、『これからトレーニングをはじめようかな?』と迷われている方も、ぜひお店に遊びに来てください!」
取材:あまのともこ 撮影:岡暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス【身長別】3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。
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