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45歳・老人ホームの管理栄養士が引き締まったボディでコンテスト入賞「いつまでも自分の足で歩きたい」

4月20日、三重県総合文化センターで行われた『ベストボディ・ジャパン2025三重・津大会』。ウーマンズクラス(40歳~49歳)では、特別養護老人ホームの管理栄養士として働く吉岡絢子(よしおか・あやこ/45)さんが4位入賞した。

【写真】吉岡絢子さんの強化しているお尻と太もも

「仕事は、入所されている高齢者の食事管理、栄養管理をさせていただいています。定期的に手作りのおやつを作り、『食』を通じて生活の楽しみを持っていただけるように創意工夫に努めています。得意なお菓子は『ロールケーキ』です。『美味しい、ありがとう、また食べたいよ』と、入所されている方が食べることで笑顔になったときがとてもうれしく、やり甲斐を感じます」

自身の食にも心がけていることがあるそうだ。

「食事ではタンパク質を意識し、糖質を適度に摂り、脂質の摂取に留意しています。食事調整中の味付け、調理方法はシンプルで『茹でる、蒸す、サラダ』。素材そのものの味を感じて舌の感覚を取り戻し、消化に負担をかけない食事をします。食物繊維も意識して排出力を高め、溜め込まない身体を意識しています。糖質の消化は口腔内の唾液から始まるため、ご飯、麺、芋類を食べるときはよく咀嚼します」

吉岡さんは4年前からトレーニングを始めた。

「毎朝4時45分に起床し、トレーニングと朝の散歩を1日ずつ交互にしています。ジムでは45分のトレーニング、朝の散歩は30分ほど近くの海を歩きます。子育て中なので、自分の時間を作るとなると朝になるのですが、早起きは得意です。自分自身にスイッチが入る朝の時間が大好きです」

自身でのトレーニング以外に、パーソナルトレーニングを月に2回受けている。パーソナルでは苦手な下半身のトレーニングをお願いして、お尻と太ももを強化しているそうだ。

「新たなチャレンジ、自分自身への挑戦」と決意し、ベストボディ・ジャパンに昨年から出場している吉岡さん。

「大会を通じてたくさんの方々と交流し、刺激をいただき、生活の質がアップしたのを実感しましたので、今年も出場したいと思いました。筋トレをするようになって、自分のトレーニング時間を確保するために、仕事が定時でこなせるよう効率よい組み立てができるようになりました。食事の用意もスムーズにできるように、作り置きをしています」

吉岡さんは言う。

「今年45歳となり、人生の折り返し地点となりました。いつまでも『口』から食事が美味しく取れ、自分の足で歩きたい、と先を見据えた健康の大切さを考えております。これからも大会に向けて『継続すること』『挑戦すること』で『強さ』を学ばせていただきたいです」

吉岡絢子さん

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取材:あまのともこ 撮影:岡暁

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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