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コンテスト初出場で準グランプリの43歳 体脂肪率34%からスレンダーボディへ

4月20日、三重県総合文化センターで行われた『ベストボディ・ジャパン2025三重・津大会』。ウーマンズクラス(40歳~49歳)では、初出場の淵上由佳(ふちがみ・ゆか/43)さんが準グランプリに輝いた。

【写真】初出場で準グランプリ!渕上由佳さんのスレンダーボディ

「筋トレは10年くらい前からしていましたが、ゆるゆるの筋トレでした。1年前に知人がパーソナルジムを立ち上げたので私もジムを移り、以前からその知人に勧められていたベストボディに出場すると決めたのが去年の11月ごろでした」

淵上さんは高校1年の長男、中学3年の長女、小学校5年生の次女がいる5人家族。

「上の子たちが何をするにも『これやって何の意味があるの?』って聞くような年齢になってきて、言葉でどう表すのがいいのかよくわからなくて。『人生何をするにも無駄なことなんて一つもない』ということを行動で見せようと思いました」

大会出場を決めてから、怒涛の毎日が始まった。ゆるゆるの筋トレと食べたいものを食べたいだけ食べる生活で体脂肪率は2年前のピーク時に34%。そこから体重は少しずつ落ちたが体脂肪はなかなか落ちなかったという。

「家族にはいつも通りの食事を作り、私の食事は全く別で作って、脂質は何グラムまで、とトレーナーさんに計算してもらい、アプリに全部入力して徹底管理しました。行けるときは週3回パーソナル、24時間ジムにはパーソナルの日以外毎日行って自分で部位を決めてひたすらトレーニングしました」

「早朝3時起床、家事をしたあと4時から5時半までジムで空腹の有酸素運動。帰ってきて朝ごはんとお弁当の準備、主人と子どもたちを送り出すと8時になっています。9時には自分の職場に出勤。美容整体のサロンを経営しておりますので、お客様の来られない時間にパーソナルを受けたり、ジムに行ったりしました。帰宅は夜8時や9時になるので、2、3時間寝ることができればいい方で、それがつらかったです」

大会前3日間は仕事を調整したが、普段寝ていないのでなかなか寝付けず、そのまま朝を迎えた。大会に出場することに子どもたちはあまり興味がなさそうだったが、ご主人の声掛けで家族全員が応援に来てくれた。

ところが家族が見守る中、大事な決勝で規定ポーズを間違え、イエローカードを出されてしまう。

「規定ポーズを間違えたとき一番下の子が号泣しました。『お母さんだけ手がちがうー』って」

「子どもたちは、終わってから『お疲れ様』って言ってくれました。一番上の子は『間違えたのが最初の大会だったからよかったね、次につながるよね』って。失敗もしたし、でも無事にステージに立たせてもらってこういう結果をいただけて、またがんばれよっていう意味だったのかなと思います」

ピーク時には34%あった体脂肪率は大会当日17.8%になっていた。淵上さんは言う。

「一緒に出場された方々もそうだと思うのですが、40代って、母としてもいて当たり前の存在だと思うんです。そのような毎日の中で、スポットライト浴びてきれいな方々とならんで、1、2位を争うという世界は一歩踏み出さないと味わえません。みなさんご家庭やお仕事、いろいろある中で30代40代が一番忙しく、お金や時間をいかにやりくりしてステージに立つか、本当に大変なことです。でも、30代40代はまだまだきれいでいたいと思う年齢でもあるので、これからも挑戦し続けていきたいです」

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取材:あまのともこ 撮影:岡 暁

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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