ベストボディ選手 コンテスト

「55歳に見えない!」垂れたお尻を引き上げグランプリ 50代からでもしなやかなボディはできると証明

「50代からでも、美ボディはできる!」を体現している山本恭子(やまもと・きょうこ/55)さんは、5月11日(日)に倉敷市民会館にて開催された『ベストボディ・ジャパン2025岡山大会』のミス・ベストボディ部門クイーンクラスでグランプリに輝いた。

ベストボディ・ジャパン協会が運営するボディコンテスト『ベストボディ・ジャパン(BBJ)』は、一般的にイメージされる筋肉量の多さを競う大会ではなく、バランスのとれた肉体美と見た目の美しさが評価される大会だ。もともとは運動が嫌いだったと話す山本さんに、50代で人生初のビキニへチャレンジした経緯や美意識の保ち方についてお話を伺った。

【写真】「55歳に見えない!」山本恭子さんの引き上がったヒップ

苦手な運動であっても、自分のありたい姿のために頑張る

過去にミスコン出場の経験もある山本さんは1年前、自身の身体の変化に気付き、苦手だった運動を決意した。

「1年くらい前から徐々に太ってしまって。8年くらい前に止めてしまっていた、ジム通いを再開することにしたのです。年齢を重ねる毎に『いつまでも美しくいたい』という思いが強くなっていったこともあり、人生初のビキニにチャレンジしてみようと思いました」

グランプリを獲得した山本さんは「念願が叶って感無量」と喜ぶ。

「ちょうど1年前、岡山大会のステージを観客席から観ていました。そして『1年後、地元・岡山大会でグランプリを獲る!』と心に決めていたのです。グランプリの目標は達成できたものの、ステージの上では緊張してしまって。練習したことの半分くらいしかできていませんでした。ウォーキングやポージングを極めて次の戦いに挑みたいです」

山本さんは週に2回、1時間半ほどトレーニングを行っている。

「2週間に1回、パーソナルトレーニングも受けています。なんとかしたいと思っていたのは、コンプレックスだった垂れたお尻と丸いお腹。お尻はヒップアブダクションとレッグプレスで主に鍛えています」

お菓子が好きな山本さんだが、減量のために食べる物を変えたそうだ。

「胃腸が弱いので、大好きなパンや小麦製品はなるべく避けていました。朝はヨーグルトにプロテインやバナナを入れて食べています。白米を食べるタイミングは、昼と夜。タンパク質を多めに摂ることを心掛けるようになりましたね。お腹いっぱいになるまで食べることをやめて筋トレをしていたところ、自然と身体も痩せていきました」

山本さんの筋トレのモチベーションは「いつまでも美しくいたい」という気持ち。

「家族からは『頑張っているあなたを誇りに思う!』と言ってもらえました。食事制限をしていたら、身体を心配してくれます。大会を観ることに関しては『ステージに立つ本人よりも緊張する』と言われました。この趣味や筋トレを家族にも応援してもらえて感謝しかありません」

山本恭子さん

ご家族だけでなく周りからも『頑張ってて、すごい!』『恭子さんを見習って私も頑張る!』と言ってもらえる、と山本さん。50代半ばから再開したトレーニングで、山本さんのお尻は上がり、ウエスト周りはキュッと絞れた。いつまでも美しくありたいと願い、苦手なことにも日々挑戦し続けている山本さんの姿には、多くの女性たちも勇気づけられることだろう。

次ページ:白く透き通るような肌とメリハリボディが美しい、山本恭子さんのビキニ姿

取材:山口夏織 撮影:岡 暁

執筆者:山口夏織
フィットネスからグルメ&レジャー、経済紙まで様々なジャンルで執筆&撮影を行う、歌う筋肉クリエイター。自身もボディコンテストへの参加経験があり、日々鍛えている。どちらかといえば猫派、某チョコはきのこ派。

-ベストボディ選手, コンテスト
-,

次のページへ >


おすすめトピック



佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手