7月6日、京都パルスプラザ・稲盛ホールで『ベストボディ・ジャパン2025京都大会』が開催された。ガールズクラス(18歳~29歳)では川瀬日奈乃(かわせ・ひなの/28)さんがグランプリに輝いた。
川瀬さんが筋トレを始めたのは1年前。
「164cm62kgで見た目がぽっちゃり体型だったことと、自分に自信がなかったので、自信をつけるために始めました。筋トレは週4日で2時間くらい、朝の有酸素運動は20分ですが、減量中は40分取り組みました。登山をすることもありました」
実は川瀬さんがダイエットに取り組んだのは今回が初めてではない。過去には一食しか食べないダイエット、同じ食事を3食のダイエット、スープだけダイエット等、誤ったダイエットをしてしまい、ストレスで過食を繰り返していたそうだ。
「いろいろなダイエットをしてきましたが、人間が一人では生きていけないように、栄養も一つでは補えない!と気づきました。今は、偏った食事を取らないように、色々な食材からバランスよく栄養を取るように気を付けています」
大会当日を51kgで迎えることができた川瀬さん。
「ダイエット、筋トレを始めて交友関係が広がり、健康について学びがあり、毎日が充実していました。特に、自分と向き合うことについては、自分の本当の気持ちや弱さ、苦手なことをちゃんと見つめられたこと。ごまかさずに、自分に必要なことを受け止められたこと。今の自分を知り、これからどうしたいかを考えられたこと。できないことも含めて自分を認められたこと。辛いときや不安な気持ちから逃げずに、自分と対話できたことなど、よかったことがたくさんありました」
川瀬さんは「これからも挑戦を恐れず、自分を更新していきます!」と力強く語る。
「挑戦することの大切さを学びました。挑戦するって、時には怖くて、苦しくて、逃げたくなることもあるけれど、一歩踏み出した先に、自分を変えてくれる景色が待っていました。今回のグランプリは、私にとってその証です。支えてくれた家族、トレーナーさん、友達、関係者の方々のおかげで、挑戦する勇気を持ち続けられました。本当にありがとうございます」
『栄養も一つでは補えない、人間も一人では生きていけない』。川瀬さんの話にはダイエットだけではない人生の学びがあった。
取材:あまのともこ 撮影:岡 暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。
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