7月6日、京都パルスプラザ・稲盛ホールで『ベストボディ・ジャパン2025京都大会』が開催された。ウーマンズクラス(40~49歳)では河邉みよ(かわべ・みよ/43)さんが4位入賞した。
河邉さんは、元々卓球でインターハイに出場するほどの選手だった。38歳で競技復帰し、昨年は『東海卓球選手権大会』フォーティ女子の部2位。今年は7月に行われた『中部日本卓球選手権大会』にも出場、11月開催の『全日本卓球選手権大会(マスターズの部)』に出場予定だ。以前はスポーツクラブで働いており、ウエイトトレーニングをしていたという。
「3人目を出産後、体重が戻らず体脂肪率は32%。筋量があるので、プロレスラーのような体型でした。5年くらい前に独立し、ジムでの筋トレをやめて格闘技エクササイズ、ストロングネーション(※)、ZUMBAのインストラクターとして、平日毎日2~3本のグループレッスンをするうちに、脂肪がどんどん落ちて、全身整形をしたみたいに身体が変わりました。スタジオで自重のエクササイズをするだけですが、筋トレと有酸素運動の両方の要素が入っているので、私だけでなくみなさん身体が変わります」
(※)音楽と効果音に合わせて身体を動かすインターバルトレーニング
格闘技エクササイズを極めるために、40歳からはキックボクシングを始めてアマチュアの大会にデビュー、3戦して2勝1敗だそうだ。
今は160cm51kg、体脂肪率は20%。
「身体も軽くなって、今が一番動けています。見た目も40代よりもっと若く見えるので、『一緒に歩くと姉妹みたいでうれしい』と20歳になる娘が言ってくれます。食事制限はしておらず、甘いものも食べるし、マクドナルドもラーメンも家族と行きます。普段の生活をしながら身体を作ることができているので、お客様にも『食事制限はせずに、まず運動で身体を変えていきましょう』と、お伝えしています」
いろいろなことにチャレンジしてきた河邉さん。ベストボディ・ジャパンには昨年から挑戦している。
「『健康美』に興味があって出場しました。出場したことで、もっときれいになりたいと意識するようになって、髪の毛の結び方やお肌のお手入れなど、前向きに取り組むようになりました」
河邉さんは言う。
「ベストボディは、内面も美しくなる大会だと思います。出ておられる選手の皆さんは、『水着がねじれてるよ』とか、『こうすると胸がきれいに見えるよ』、と優しく教えてくれます。内面がきれいな人が本当にきれいな人なんだと気付いて、私も皆さんに優しくできるよう心がけています」
取材:あまのともこ 撮影:岡 暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。
-ベストボディ選手, コンテスト
-BBJ, ベストボディ・ジャパン