7月6日、京都パルスプラザ・稲盛ホールで『ベストボディ・ジャパン2025京都大会』が開催された。レディースクラス(30歳~39歳)では176cmの長身、岡安友紀乃(おかやす・ゆきの/30)さんがグランプリに輝いた。
元々週1回はジムに通っていたという岡安さん。大会出場を決めて急ピッチで準備をした。
「私にはずっとランジェリーブランドを立ち上げたいという夢があり、まずは私が自分で作るランジェリーを美しく着こなせる体型でいなければいけないなという思いがありました。そこで、ボディメイクを始めて大会に出ようと思ったのですが、大会まで2カ月ちょっとしかなく、パーソナルは週4日2時間ずつで、上半身と下半身を交互にトレーニングし、それ以外にトレッドミルの傾斜MAXで30分の早歩きをするなど、週1、2回は有酸素運動をしました」
「食べることが好き」という岡安さんが一番大変だったのが食事だったそうだ。
「食事はたんぱく質を中心に、決めたカロリー内でPFCバランスを意識しながら取っていました。最初は自分の身体に合う食材を見つけることや、食欲のコントロールに慣れるまでが大変でしたね。特に私は仕事上外食することが多く、外でバランスのいい食事を取ることに苦労しましたが、サラダ専門店や蕎麦屋にお世話になって乗り切りました」
岡安さんが取り組んだ筋トレと食事管理は、大きく実を結んだと言えるだろう。
「見え方を重視して、体重よりも"中身"を変えていこう、と余分な脂肪を落とし、筋肉をしっかり育てるために食事管理やトレーニングに取り組んだ2カ月間でした。結果、体重は変わらなくても、体脂肪率は6%減り、筋肉量は4kgも増やすことができ、引き締めに成功することができました」
また、ボディメイクに取り組んだことで、予想外の変化があった。
「見た目の変化はもちろん、体質の変化には感動しました。元々かなりの冷え性で汗も全くかかない体質だったのですが、筋トレをはじめて基礎体温が上がり、汗をかくようになり、冷え性が改善したんです。とても生きやすくなりました!」
短期間で見た目も体質も大きく変化した岡安さん。
「まだまだ理想とする体型にはなれていないので、次の大会に向けて引き続き頑張っていきたいと思っています」
約2カ月という短期間でも身体は大きく変わる。岡安さんの取り組みは、身体を変えたいトレーニーの大きな希望となるだろう。
取材:あまのともこ 撮影:岡 暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。
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