ベストボディ選手 コンテスト

美しいボディラインでコンテストで活躍する34歳 かつては片耳が聞こえなくなるダイエットも経験【筋トレ】

2024年にベストボディ・ジャパン日本大会で準グランプリを獲得し、同団体の専属モデルとして活躍する葉山愛理(はやま・あいり/34)さん。葉山さんのモデル活動、選手としての身体作りについて聞いた。

【写真】昨年の日本大会で見せた葉山愛理さんの美しいボディライン
葉山愛理さん

減量の繰り返しから学んだ“健康的な挑戦”

ベストボディ・ジャパンの舞台に立つためには、身体づくりの徹底が欠かせない。葉山さんはベストボディ・ジャパンの健康美の概念に出合うまでは危険なダイエットも取り組んでいた。

「一番ひどいときは、1日600kcalくらいしか食べないこともありました。さすがに極端すぎて体調も悪くなりましたし、片耳が一時的に聞こえなくなりました」

バランスを欠いた方法では心身が持たないと痛感した葉山さん。ベストボディ・ジャパンへの挑戦を始めてその意識に変化が訪れ、さらに今年は”身体を整える年”と位置づけ、食事も腹八分目を意識している。

「栄養バランスはもちろんなのですが、一番は食材のありがたみを感じながら味わって食べていますね(笑)。でもそれだけで過食欲も減って、自分の標準体重をキープできています」

現在は心身ともに健康的なアプローチでの挑戦を大切にしている。

モデル活動とステージへの責任

現在はベストボディ・ジャパン協会の専属モデルとして活動し、選抜されたメンバーとともに全国のステージに立つ。その中でも、観客に魅せることを特化して任される立場にあり、ショーの責任感は大きい。

「普段は8人で活動しています。選抜メンバーとして、見せることにこだわり抜くのが使命だと感じています」

さらに、ベストボディ・ジャパンのポージング公認講師として、普段の姿勢や所作にも気を配る。信号待ちでの立ち姿や日常の仕草まで意識し、モデルとして“美しい佇まい”を保てるよう努めているそうだ。小さな習慣の積み重ねこそが、ステージでの堂々とした存在感につながっている。

いつでも自分を好きでいられる自分に

これまでの挑戦の中で、結果が出なかったときに自己肯定感が下がり、苦しんだ時期もあったという。

「人に合わせようとせず、自分の好きなスタイルでいることが大事だと思っています。減量や増量を繰り返すよりも、常に好きな自分でいられるようにコントロールしています」

現在は専属モデルや講師の活動に加え、トレーナーとしての仕事もスタート。忙しい日々を過ごしながらも、”健康美”を体現する姿を見せ続けている。

「来年は極端な減量はせず、しっかり準備期間を設けてステージに立ちたいと思います。常に自分らしく、自信を持って舞台に立てる人間でありたいです」

次ページ:昨年の日本大会で見せた葉山愛理さんの美しいボディライン

文:林健太 撮影:舟橋賢 写真提供:葉山愛理

執筆者:林健太
パーソナルトレーナー、専門学校講師、ライティングなど幅広く活動するマルチフィットネストレーナー。マッスルゲートにも出場経験あり。

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