8月24日、大阪国際交流センターでベストボディ・ジャパン主催『マッスルモデル&フィットネスモデル2025大阪大会』が開催された。フィットネスモデル部門ウーマンズクラス(50歳~年齢無制限)では、近藤佳保里(こんどう・かほり/59)さんがグランプリに輝いた。
ダイエット目的で筋トレ開始
「50歳を過ぎたころから代謝が落ち始め、太ってきたので、ダイエット目的で近くのパーソナルジムに入会しました。最初は筋トレがキツくて、『こんなの無理!』と思いましたが、トレーナーさんがとても楽しい方たちで、なんとか週2回のペースで続けることができました」
トレーニングを続けていると、筋トレ自体がだんだん楽しくなってきた。現在パーソナルは月2~3回、車、高速バス、電車を乗り継ぎ片道3時間かけて通っているそうだ。
「去年から、筋肉美を競うフィットネスモデル部門に転向しました。普段の筋トレはトレーナーに指示されている内容を週5~6回、仕事の昼休みに1時間ほどジムに行って一人でトレーニングしています。下半身、肩、背中、尻と腕、胸と肩の5分割です。以前は身体が硬かったのですが、筋トレ以外にピラティスのレッスンを月1回受けるようになり、インナーマッスルが鍛えられ、柔軟性も出てきました」
「普段から揚げ物や甘いものは控えている」という近藤さん。
「健康のために筋トレを続けていきたいと思い、そのためのモチベーションとして、また、ボディメイク大会という華やかな舞台に立ってみたいというあこがれもあり、4年前に、健康美をコンセプトに掲げる『ベストボディ・ジャパン』に挑戦することを決意しました。大阪大会は今年の初戦で、次戦は11月の日本大会です。昨年は4位だったので、今年は日本グランプリを目標に、あと3カ月、悔いの残らないように頑張ります」
近藤さんは来年60歳を迎える。
キツくて「こんなの無理!」から始まった筋トレを「筋肉は裏切らない!身体は何歳からでも変えられる!」と信じて日々頑張るまでになった近藤さんの姿は、今から筋トレを始める人たちへのエールとなるだろう。
取材:あまのともこ 撮影:岡 暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。