8月24日、大阪国際交流センターで『ベストボディ・ジャパン2025大阪大会』が開催された。レディースクラス（30歳～39歳）では、強力萌（ごうりき・もえ/32）さんがグランプリに輝いた。今シーズンは特に食生活の改善に取り組んだという。
肌荒れがなくなった！普段の食事メニュー
「朝はプロテインとカフェラテ、昼のメインは炊き込みご飯100ｇで、米1合、酒大さじ1/2、めんつゆ大さじ1/2、ぶなしめじと舞茸をふんだんに入れて炊き、炊きあがりに焼き鮭をほぐし、混ぜ込んでいます。ご飯の他には、しめじ、ブロッコリー、たまねぎ、胸肉100ｇを蒸し、ブラックペッパーか麹味噌を少量のお湯で溶かして、ごま油を1～2適垂らした自作ドレッシングで味付けしたもの、ゆで卵、納豆です」
「夜は蕎麦か炊き込みご飯、おかずはその日によってさまざまですが、タンパク質は約30ｇ摂取、脂質は25ｇ以内に抑えるようにしています。PFCバランスの管理は『あすけん』というアプリを活用しています。外食するとき以外は毎日この食生活です。また、お水を飲むのが苦手だったのですが1日2ℓ飲むよう心がけています」
食生活が整ったことで身体にも変化があったそうだ。
「肌荒れがなくなりました。味が濃いものや添加物、美味しいものほど身体に悪く、何より食欲を増進させます。今の食生活に慣れたことで、添加物や小麦、身体に悪いであろうものは自然と欲さなくなりました」
大会直前もしっかり食べる！
「昨年は大会の1カ月前から減量メニューにし、1カ月で4kg落とすといった短期集中型でした。今回は大会の２カ月半前からゆるやかに減量に入り、４kgの減量に成功しました。仕事のお付き合いで外食をしたとしても、1日で1kg増えた場合は1日で戻す、２日で2kg増えた場合は2日で2kg戻すよう心がけました」
「最後の仕上げ５日間の食事メニューは、トレーナーさんに大会1週間前の身体のコンディションを見て決めていただきました。毎朝の楽しみだったカフェラテは牛乳が入っているので禁止となり、水で割ったプロテインとアーモンド10粒になりました。大会２日前までお米を食べず糖質を枯渇させ、前日の夜と当日の朝に白米100ｇと牛肉100ｇを食べました」
「大会直前で食べない減量をすると確かに体重は減りますが、浮腫みが取れなかったり、げっそりしたりで、良い質感に仕上がりません。前夜と当日の朝、しっかり食べることに当初は抵抗があったのですがトレーナーを信じて実践。すると浮腫みも取れ、質感もよく、何より当日のステージをパワフルに楽しむことができました」
北海道や広島などからたくさんの応援
大阪大会2連覇がかかっており、並々ならぬ気持ちで挑んだ今大会。
「『どうしても勝ちたい。どうしてもグランプリが欲しい』という想いを綴り、思い切ってSNSで応援に駆けつけてくれる人を募ると、北海道や広島などから、思った以上にたくさんの方が来てくださいました。家族をはじめ、友人、お世話になっている方や、ファンの方々など、25名の応援団がVIP席から応援してくれていました。『皆さんに私の愛と感謝を伝えるんだ！』と思うと、作り笑顔ではなく、自然に最高の笑顔をお魅せすることができました。今回のグランプリは、これまで私の身体をサポートしてくださった方や公認講師の先生方、応援に駆けつけてくださった会場の皆様と一緒にいただいたグランプリです」
「時間がない日も、辛い日も私を奮い立たせ、心の支えとなったのは温かく見守ってくれる家族、いつもポジティブな応援メッセージをくださるファンの皆様の存在でした。『日本一を獲りたい！』なんて、私にはおこがましいと思っていましたが、私以上に私のことを信じてくださる応援団の皆様に、私が日本一になる姿をお見せしたい！これは私だけの夢ではないんだ！と力強く思いました」
「たくさんの方に応援していただいていることを実感させてくれるベストボディ・ジャパンに出会えて本当に良かった。感謝の気持ちでいっぱいです。応援団の皆様、たくさんの愛をありがとうございました。いただいた愛をしっかり返していけるように、そして『応援していて良かった！』と思っていただけるようにこれからも精進いたします！」
取材：あまのともこ 撮影：岡 暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス（身長別）3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。
