10月26日(日)、大阪国際交流センター行われたベストボディ・ジャパン主催『マッスルモデル&フィットネスモデル関西大会』で、長谷川順蘭(はせがわ・じゅんらん/48)さんがグランプリに輝いた。
更年期症状と向き合いながらトレーニングを継続
「週6日、筋トレ1時間半と有酸素運動を45分行ってきました。本来は週5日トレーニングして2日オフなのですが、トレーニングが9月中旬からしかできなかったので、増やしたのです」
長谷川さんは更年期の症状に悩まされ、昨年の日本大会出場を断念。今年初めは調子が良かったものの、6月からは再びホットフラッシュに苦しみ、眠れない日が8月末まで続いたそうだ。処方された薬の副作用でむくみやすくなることも。
「9月中旬から薬を止めて今のところ症状は収まっています。このまま日本大会までいけるといいのですが、寝つきが悪くなってきているのでまた少し服薬するかもしれません」
症状がひどいときはトレーニングもままならないが、今年、体調の良いときにはピラティスのパーソナルトレーニングに励んだ。3カ月で身体が引き締まり、ウエストも細くなって、周りの選手も驚くほどの変化があった。
「アウターマッスルばかりトレーニングしてきたことで身体のバランスが悪くなり、ヒールを上手に履くことができない原因になっていました。ピラティスでインナーマッスルを鍛えて、腹圧を入れたり、肋骨を締めたり、内転筋や前鋸筋を使うことを続けると、少しずつ安定し、汗をかきやくなって、反り腰や肋骨が開いているのもおさまっていきました」
「更年期は誰もが通る自然な過程です。私は、自分から周囲に打ち明けるようになってから、心も身体もずっと楽になりました。同じように悩んでいる方も、無理せず、恥ずかしがらずに周りに相談してほしいと思います。そして、更年期の症状に対して、もう少し優しく受け止めてくれる社会になればうれしいです」
取材:あまのともこ 撮影:岡 暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。











