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「可愛い」の歓声! 39歳が白肌の映える曲線美で準グランプリ「大好きなラーメンを食べてボディメイクした」【筋トレ】

激務、肉体労働、家庭――ボディメイクに不利な環境は誰にでもある。それでも美しくなる人は、何が違うのか。弾ける笑顔に、白肌の映える曲線美。静岡市のラーメン店『麺飯食堂(めんぱんしょくどう)』のマネージャー、平田里美(ひらた・さとみ/39)さんが、10月13日(月・祝)開催のベストボディ・ジャパンが主催する『モデルジャパン2025東海大会』レディースクラス(30~39歳)で準グランプリを獲得した。ラーメン屋に従事する2児の母は、いかにして1年で美しい肉体を手に入れ、大会初シーズンでの出場4大会中3大会で、グランプリと準グランプリという成果をあげたのか。平田さんのインタビューから、ヒントが見えてきた。

【写真】「可愛い!」の歓声!会場を魅了した平田里美さんの曲線美
平田里美さん

明確なメリットによる動機づけ

昨年10月、ベストボディ・ジャパン日本一の友人のステージに衝撃を受け、ボディメイクをスタート。わずか1年で準グランプリを獲得した。トレーニングやダイエットを続けられたのは、「メリット」を強く感じたからだ。

「トレーニングは肉体の健康だけでなく、心の健康にもつながると実感しました。筋トレ仲間はみんな前向きで行動力があり、自然と自分もポジティブになっていきます」

激務と好物を味方につける

「麺飯食堂」は11:00~15:00、17:00~翌4:00の長時間営業で、通し営業の日もある。何10kgの寸胴鍋を運び、立ちっぱなし・動きっぱなしの環境は、「一日中、有酸素運動のよう」。

「この環境なら、減量期でも追加の有酸素はゼロでいいと考えました。肉体労働とトレーニングの両立ができたのは、もっと過酷な環境の経験があったから。10年以上のラーメン屋運営と現在20歳・18歳の子育て真っ盛りのころに培った根性と体力が、さらに鍛えられました」

トレーナー指導のもとPFC管理をしながら、大好物のラーメンも週に何度か食べ続けた。

「栄養管理を学んだ結果、元々かなり適切にできていました。特にたんぱく質が十分だったのは、魚がラーメンの次に大好きで、マグロ、かつお、鯛などを刺身や焼き魚でほぼ毎食取っているからでした」

食事管理を通じて、元々の生活とバランスを取りながら、好物を断つことなく減量に成功。

「極端な制限をしなくても、食材の質と量を見直せばボディメイクはできると学びました」

「継続を一番の目標に」

「私は昔から、何をするにしても人一倍の不器用です。ポージングもまだまだ。でも、継続力には自信があります。筋トレもコンテストも、長く続けることが目標です」

成果をすぐに求めるのではなく、少しずつ成長していく無理のない目標設定が、気持ちを圧迫せず続けられる理由だ。

平田さんが行ってきたことは、①明確なメリットを知る②環境の“利点”を探す(激務=有酸素代わり・栄養管理で必要最低限の制限)③無理のない目標(継続を最優先)。つまり、「今ある環境を生かして、バランスをとって、続ける」。これが、美しさへの最短ルートかもしれない。

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

執筆者:にしかわ花
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』『Womans'SHAPE』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーとエクサイズでボディメイクに奮闘している。

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