「5位で終わって悔しい。でも、来年は必ず日本一を獲りにいく」
そう語るのは、2025年に全国各地8つの大会を転戦し、そこでいくつものグランプリや上位入賞を果たし、2025年の『ベストボディ・ジャパン』を戦い抜いた庄司祐子(しょうじ・ゆうこ/41)さん。かつてグラビアアイドルとして活躍し、現在はヨガスタジオである『株式会社ポジティブスターヨガ』を16年経営している。『ベストボディ・ジャパン日本大会』ではモデル部門5位入賞という結果を残したが、そこに満足はなかった。

「日本大会当日、ファーストコールでトップ6には呼ばれたのですが、立ち位置が端だったので、呼ばれた瞬間に『ヤバい……』って焦ってしまい、その気持ちが顔にも出てしまいました。正直、日本一を目指していたので、せめてトップ3には入りたかったんです!」
そう振り返る言葉からは、勝ちにこだわったシーズンだったことが伝わってくる。
結果的にその焦りを巻き返すことはできず、5位でフィニッシュ。ただし庄司さんは、この結果を失敗ではなく、今の実力を知るための材料として受け止めている。
「今の自分の立ち位置をちゃんと認めて、来年はもっとパワーアップしてリベンジしたいと思えました」
今季を振り返り、改善点として挙げたのは2つ。一つは、ウエスト周りの仕上がり。モデル部門の上位選手は、ウエストの絞りやくびれが際立っている。「もう一段階、気持ちの部分も含めて絞ってもよかったかもしれない」と自己分析する。
庄司さんが日頃から意識しているのは、極端なことをしないという姿勢だ。
「美しい身体を保つためには、ストレスなく、しっかり食べて、運動して、睡眠をたくさん取ること」
無理な我慢や制限は、見た目にも現れやすい。だからこそ、常にポジティブでいられる環境づくりを大切にしている。
「常にポジティブでいるには、大好きな友人に会って美味しいご飯を食べに行ったり、カラオケでいっぱい歌うなどの楽しみな予定を入れて、わくわくすることを増やすようにしています。また、笑っていたら福が来ると言われているので常に笑顔でいることを心がけています!」
取材・文:柳瀬康宏 写真提供:庄司祐子
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。
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