2026年8月23日、神戸芸術センター・芸術劇場で『ベストボディ・ジャパン2026西日本大会』が開催された。ジャンル別&職業別ミス・ベストボディ会社員クラスでは、中ノ森里奈(なかのもり・りな/34)さんが自身初のグランプリに輝いた。中ノ森さんは、筋トレを始めてから身体だけでなく、メンタルも変わったというが、それは「きれいに水着を着たい」という小さな一歩から始まった。
【写真】中ノ森里奈さんの強化した背中とお尻でつくりあげるくびれボディ

「30代になって、『会社のハワイ旅行できれいに水着を着たい』という理由で、パーソナルジムへ行くことにしました。それまでは運動をしたことがなく、トレーナーさんから大会出場を勧められたときは、正直自分とは無縁の世界だと思っていました。でも、いろいろな団体を調べる中で、ベストボディ・ジャパンの選手のみなさんのビフォーアフターを目にして、『人はここまで変われるんだ』と衝撃を受けました」
中ノ森さんは、外見だけでなく「品格」を重視する審査基準にも感銘を受け、まさに自分の理想とする女性像だと感じて出場を決意した。大会出場を決めてからはパーソナルジムに加えて、通常のジム会員にもなり、仕事終わりや土日に週2回通うようになった。
「主にお尻と背中をトレーニングしています。ジムではヒップスラスト、ラットプルダウンやロウイング、自宅ではプランク、ワイドスクワットやヒップエクステンションで鍛えています」
朝食に赤身肉
「以前は朝食を抜いたり、カフェでパンを食べたりしていましたが、トレーナーさんのアドバイスで、食生活を見直し、大会前はローファットの食事に変えました。朝に牛の赤身肉とゆで卵を取り入れることで、減量中でも空腹感なく常に体調が良くなりました。昼夜は魚やささみを中心に脂質を抑えてタンパク質多めで、プロテインに頼らず、可能な限り食事から栄養を取るようにしました。普段は蒸篭を使った料理を中心にして、外食するときは和食にしてもらいました」
「グルテン、砂糖類、添加物を抜く食事をすることで身体の浮腫が一切なくなりました」と、中ノ森さんは言う。食生活を変えて、初めの1週間は辛かったが、じきに慣れることができた。
コンテストは勝負の世界でギスギスしているのかと思っていたが、実際出場してみると真逆だった。周囲の選手たちは驚くほど視座が高く、互いを尊重し、美しく高めあえる素晴らしい人ばかり。中ノ森さんは、身体だけでなく人間としても大きく成長することができたそうだ。
「広告会社の営業職で、役職と数字の重圧に一喜一憂していましたが、運動習慣がついたことで、どんな困難もポジティブに捉えられる強いメンタルが育ちました」
筋トレを始めて身体もメンタルも変わった。一番変化を感じたのは姿勢だ。
「元々骨盤が前に突き出し、上半身全体が下半身よりも後ろに傾いたスウェイバックのウェーブ体型でした。脚が内旋していて太くなりやすいことや、歩き方、重心の位置など課題だらけでした。改善するために、常に履いていたヒールをスニーカーに変え、日常の重心の置き方から徹底的に見直しました。ピラティスのように、身体のバランスを整える自重メニューにも取り組みました。その結果、姿勢を褒められるようになりました」
中ノ森さんは筋トレを始めて、食事を見直し、姿勢が変わり、体調が整い、物事への向き合い方まで変わった。「水着をきれいに着たい」という小さな一歩でも、これだけの変化があるのだ。まずは一歩を踏み出し、続けてみることが大切だと言えるだろう。
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取材:あまのともこ 撮影:岡暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。










