ベストボディ選手 コンテスト

「71歳」のエステティシャンがボディコンテストで活躍 「いつまでも元気なおばあちゃんでいたい」

「今が人生で一番若いのですから」

そう語るのは、71歳のエステティシャン・セラピスト、岩田洋子(いわた・ようこ)さん。9月13日(日)に開催された「ベストボディ・ジャパン2026愛知・名古屋大会」では、ミス・モデルジャパン部門プラチナクラスで2位に入賞した。フィットネス歴は14年。本格的に身体づくりに取り組んでからも7年になる。岩田さんが身体を動かし始めたのは、50代も後半を迎えた頃だった。

【写真】岩田洋子さんのくびれで魅せるバックポーズ
岩田洋子さん

身体を動かすことが、人生を変えるきっかけに

更年期に義母の介護、父親との別れが続き、慌ただしい日々を送っていた50代。ストレスから過食が続き、1カ月で5kg増えたこともあった。体重は65kgに達し、めまいも感じるように。

お客様に紹介された漢方の病院に通い、約1年で52kgまで減量。しかし筋肉も落ち、皮膚のたるみやウエストのメリハリのなさが気になるようになった。

そんなとき、別のお客様からジムを紹介された。プールでの水中トレーニングを始め、トレーナーとの出会いをきっかけに筋力トレーニングにも挑戦。フラダンスも始めた。

最初はできなかった動きが、少しずつできるようになる。その面白さに夢中になり、どんなに疲れていても身体を動かすと気持ちがすっきりしたという。

年齢に合わせて、自分を整える

現在は腹筋や背筋、体幹の強化に取り組み、マシンピラティスやホットヨガも実践。トレーニングでは重量よりフォームを重視し、どの筋肉に効かせているかを意識する。

食事は「しっかり食べて、しっかり動く」が基本。以前はケトジェニックにも挑戦したが、今は年齢に合わせて方法を変え、脂質も極端に減らさず、バランス良く食べることを心がけている。

今シーズンは、これまで後回しになっていた自分自身のフェイシャルやボディケアも見直した。化粧品を替え、サロンでのケアも。

仕事が忙しい日も、隙間時間にウォーキングやポージングの練習。家事の最中も腹圧を意識し、家のあちこちに置いた鏡で身体をチェックする。日常の中にも、自分を磨く時間をつくるのが岩田さん流だ。

いつまでも、自分らしく笑っていたい

この14年間には、ご主人との別れやコロナ禍、仕事の減少、経営していた薬局の負債など、さまざまな困難もあった。

それでも身体を動かし、フラダンスを踊ることで笑顔を取り戻してきた。作り笑顔ではなく、心から笑っていたい。その思いは、人生の転機を重ねる中で強くなったという。

この2年で店を処分し、返済を終えた今は「もう自分のために生きよう」と考えている。

「いつまでも元気なおばあちゃんでいたい。本音は女性ですけどね」

そう明るく笑う、岩田さん。身体が動く限り、ボディメイクを続けていきたいと語る。

年齢を重ねることを恐れず、変化を受け入れながら今できることに向き合う。71歳の挑戦から学べることは実に多い。

取材・文:大熊智子 撮影:上村倫代

執筆者:大熊智子
福岡県北九州市生まれ。愛知県育ち。大学で社会心理学・メディア論を専攻。各種広告・広報など企業案件の取材・執筆を担当するかたわら、町の文化や魅力を伝えたいと、地域情報の発信にも力を入れている。

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