6月28日(土)、東京・かつしかシンフォニーヒルズで『第39回東京クラス別ボディビル選手権大会』が開催された。
この大会は体重別の東京一を決める戦いであり、男子ボディビルは55kg以下級から始まり75kg超級までの一般6クラスと40歳以上級から70歳以上級までのマスターズ4階級の計10クラス、女子フィジークは158cm以下級と158cm超級の2クラスに分かれて競い合った。
午前中がボディビルマスターズと女子フィジーク、午後がボディビル一般という進行であり、午後の部が始まるころにはかつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホール(収容:約1300人)がほぼ埋まるほどの盛況ぶり。ボディビル大会の醍醐味である選手への掛け声も鳴り止まず、今大会の注目度の高さが伺えた。
一般クラスの選手層の厚さはさることながら、マスターズのレベルの高さも際立った。特にボディビル60歳以上クラスを制した紙田由起夫選手は、還暦とは思えないほどのバルク、完成度の身体を披露し、ポーズを取るたびに会場がざわめき立つほどだった。この紙田選手は30年前にもコンテストに出ており、当時は地方大会一レベルの高い『東京ボディビル選手権』で2位に輝いた実績を持つ。30年のブランクを経て、今年から挑戦を始めたのだという。
一般クラスはどの階級も熱戦となったが、中でも最重量級の75kg超級はトップ3が白熱の接戦をみせた。優勝した山澤圭介選手は凄まじい背筋を誇り、聞けば「ベントオーバーロウイングで200から220kg、ワンハンドダンベルロウで90kgくらい」と、超高重量を扱うことで自慢の背中を作ってきたと話した。
東京ボディビル連盟の大会は来月7月21日(月・祝)の『東京ボディビル選手権』。オーバーオールで東京一のボディビルダーを決める大会だ。
大会の全結果は以下の通り。
男子ボディビル 55kg以下級
優勝 岡本政夫
2位 須貝誠志
3位 内山 章
4位 黒須健二
5位 小原武恵
6位 佐藤裕太
男子ボディビル 60kg以下級
優勝 遠藤壮志
2位 白幡健佑
3位 森 弥天
4位 衞藤雄一
5位 杉本 蓮
6位 石橋直哉
男子ボディビル65kg以下級
優勝 井口寛元
2位 藤村祐希
3位 屋良一紀
4位 天野雄貴
5位 藤原雄高
6位 清水友介
男子ボディビル 70kg以下級
優勝 宇田川裕太
2位 若生拓人
3位 矢野圭将
4位 米山裕貴
5位 谷野大地
6位 王 旭東
男子ボディビル 75kg以下級
優勝 柿嶋興紀
2位 秋山宗太郎
3位 椿 幸仁
4位 岩崎貞人
5位 阿部公太
6位 及川隆寿
男子ボディビル 75kg超級
優勝 山澤圭介
2位 室山 進
3位 清水隆太郎
4位 大澤賢将
5位 小林寛治
6位 大久保拓弥
女子フィジーク 158cm以下級
優勝 片石かおり
2位 平田真奈美
3位 本間亜佳音
4位 辨谷知子
5位 佐藤優子
6位 岡住総江
女子フィジーク 158cm超級
優勝 本部夏実
2位 窪田尚美
3位 谷 かおり
4位 山道香織
5位 河野チエミ
6位 堀江一未
男子マスターズ 40歳以上級
優勝 王 旭東
2位 陶山優二
3位 小林清隆
4位 佐伯知哉
5位 長田好人
6位 髙橋秀嗣
男子マスターズ 50歳以上級
優勝 椿 幸仁
2位 三門治彦
3位 田村 昇
4位 梁 永洙
5位 内田 貴
6位 亀田 浩
男子マスターズ 60歳以上級
優勝 紙田由起夫
2位 葉波潤一郎
3位 野村政盛
4位 鈴木俊光
5位 三和達平
6位 島谷 一
男子マスターズ 70歳以上級
優勝 日熊秀盛
2位 山本邦明
3位 大宮 信
4位 星野 孝
5位 荒川正雄