JBBF選手 コンテスト

40歳・管理栄養士で3児の母が作り上げた「鎧のような肩」 筋トレの習慣化には「3カ月」がキーワード

3人の子どもの母として、管理栄養士として働く瀧本育子(たきもと・いくこ/40)さん。30歳ごろから徐々に体重が増え始めたことに危機感を感じ、ジム通いを始めた瀧本さんはボディコンテストで優勝するほどの美ボディを手に入れた。ボディコンテストに出場した際、「ビキニの女王」として国内外で活躍する安井友梨選手から「肩、凄いですね」と褒められたという。瀧本さんは、どのようなボディメイクを行ったのだろうか?

【写真】肩の張り出しが美しい、瀧本育子さんのビキニ姿

JBBFの選手として活躍している瀧本さんは、「9号サイズの服が合わなくなった焦りからジム通いを決意した」と話す。

「とにかく身体を動かそうと、2年前に家の近くにオープンした24時間ジムへ入会しました。通い始めはマシンの使い方やフリーウエイトの正しいフォームなどがよく分からず、効き目も結果もイマイチでしたね。そのため、ヨガやキックボクシングなどのスタジオプログラムによく参加していました。そのうち、ジムでパーソナルトレーニングが開始されたので、トレーナーさんにお願いすることにしたのです。トレーナーさんに励まされながら、正しいマシンの使い方やフォームを行ったことで、身体が変わり始めました」

管理栄養士として働く瀧本さんは、ジム通いを習慣化するために「3カ月」をキーワードにしていたそうだ。

「仕事で栄養指導をする際には『3カ月は続けましょう!』とお伝えしています。3カ月が行動の習慣化に必要な時間だと思っていますから、なにごともとにかく続けることが大切です。私はジム通いを始めた際に、『3カ月間、週に3回はジムに行こう!』と決めて続けました。ジム通いが楽しくなるように、たまにジムウェアを買い足すなどのご褒美は、今も行っています。いつの間にかジム通いが楽しくなり、パーソナルトレーニングジムを含めた3カ所のジムへ同時に通うほど、筋トレにハマっていました」

現在は24時間ジムと、地元の筋トレマニアに人気のジム『アメリカンヘルスクラブ』へ通っていると話す、3児の母の瀧本さん。

「今は週に5回、2カ所のジムでトレーニングをしています。仕事や家事・育児が終わった後や、子どもの習い事へ送っている間などのスキマ時間に1~2時間ほどで済ませることが多くなりました。お尻をプリっとさせたいので、現在はお尻のトレーニング日も設けています。トレーニングの部位の分割は、脚、お尻、胸と肩、背中の4分割になりました。トレーニング時間が少し減った分を睡眠時間に充て、6~7時間ほど寝ています。疲労が回復しやすくなりました」

瀧本育子さん

瀧本さんは3カ月続けるという自分との約束を守りながら、筋トレに詳しい人からやり方を学び、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に対応することで、ボディメイクを続けるための環境を作り上げてきた。その結果、身体つきも変わりボディコンテストに出場して金メダルを獲得した瀧本さんの成功体験は、これから筋トレを始めようとする人たちの良いモデルケースとなるだろう。

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

次ページ:肩の張り出しが美しい、瀧本育子さんのビキニ姿

取材:山口夏織 写真提供:瀧本育子

執筆者:山口夏織
フィットネスからグルメ&レジャー、経済紙まで様々なジャンルで執筆&撮影を行う、歌う筋肉クリエイター。自身もボディコンテストへの参加経験があり、日々鍛えている。どちらかといえば猫派、某チョコはきのこ派。

-JBBF選手, コンテスト
-,

次のページへ >


おすすめトピック



佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手