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藤井貫太朗が"バリバリの肉体"でジャパンオープン王者の座を獲得!「実は、ファーストコールのときに戸惑ってしまった」【筋トレ】

「ゼッケン番号26番、藤井貫太朗選手!」
70名を超えるボディビルダーの頂点に君臨し、藤井貫太朗(ふじい・かんたろう/30)選手は拳を高く突き上げた。舞台裏では悔しそうな顔をする選手、清々しい表情を見せる選手、さまざまな顔が見えるが藤井選手は安堵と嬉しさが混じった表情を見せていた。

【写真】藤井貫太朗選手が魅せた、バリバリの肉体

8月10日(日)、大阪・門真市民文化会館(ルミエールホール)にて開催された『第36回ジャパンオープン選手権大会』。ジャパンオープンと言えば日本選手権、日本クラス別選手権に次ぐ日本トップレベルのボディビル大会。

今年は男子ボディビルカテゴリーで72名が出場し、かなり白熱した大会に。7月21日にミスター東京・ミスター神奈川に輝いた泉風雅選手と小坂元雄斗選手を始め、ボディビルラストイヤーとなる山本俊樹選手、フィジークからボディビルに転向し、メキメキと頭角を表している久野圭一選手など、非常に豪華な顔ぶれがそろった。

その頂点に君臨したのが、昨年の日本クラス別ボディビル選手権70kg以下級2位と飛躍した藤井選手だった。

「今年の一番の目標は日本選手権でファイナリストになることを掲げて、1年間やってきました。実は、ジャパンオープンに挑戦する予定はなかったのですが、開催地が僕の地元・大阪ということを知り、出場を決めました。大阪を盛り上げたいという気持ちがあって!」

藤井選手は高重量のBIG3を中心に身体作りに励んできた選手。優勝の要因を尋ねてみると「後で後悔しないように、日々のトレーニングや食事などに取り組んできた」とのこと。

かなり自信を持って臨んだのかと思いきや、「ファーストコールのときに戸惑ってしまった」のだそうだ。「戸惑った理由はファーストコールでセンターを取れなかったからです。でも、呼ばれたからにはしっかり見せることだけを意識して、ポーズをとりました」と話す。

次戦に向けても「自分の強みでもある絞りをしっかりやって、仕上げていきたい」と力強く答えてくれた。昨年度からの飛躍に弾みをつけ、今回の優勝をおさめる結果になり、大きな歓声に包まれながら優勝のポーズを決めた姿は、まさに王者そのもの。

次戦は9月7日に開催される日本クラス別選手権大会。ジャパンオープンでの優勝を足がかりとして、このまま駆け上がる準備はできているようだ。

藤井貫太朗選手

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材・文:小笠拡子 撮影:中原義史

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