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「ヤバすぎる」と観客も大興奮!体重別日本一に輝いた藤井貫太朗の“バキバキすぎる”肉体 今季負けなしで挑むは10月の日本男子ボディビル選手権

今、ボディビル界で最も勢いに乗っていると言っても過言ではない男、それが藤井貫太朗(ふじい・かんたろう/30)選手。

9月7日(日)の『日本クラス別ボディビル選手権』75㎏以下級で並みいる強豪を抑え優勝。会場の雰囲気を変える表現力や細部まで絞り上げられた身体で見事、体重別日本一を決める戦いの頂点に立った。今年8月の『ジャパンオープン選手権』に続く優勝となり、無敗のまま10月の『日本男子ボディビル選手権』へ挑む。

【写真】お尻までバリバリ!藤井選手の全身絞り込まれた筋肉

藤井貫太朗選手

「強豪ぞろいの中で勝てたのは光栄です。今季最大の目標は日本選手権のファイナリスト入り。この勝利でその目標に向けて一段ステップアップできた実感があります」

決勝審査ではバックポーズを取る前に観客の声援をあおるような場面も見られた。観客もそれに応えるように、藤井選手がバックポーズを決めた瞬間に大歓声を上げる。殿部までバリバリに絞り込まれた圧巻の身体に観客も興奮が隠せない様子だった。

「よく評価してもらっているので、自分の強みとしてお客さんにもっと見てもらいたくて。そこで良い印象を与えられたのかなと思っています」

藤井選手は8月のジャパンオープン選手権もバリバリの絞りで優勝を飾ったが、約1カ月間でさらに1~1.5㎏ほど減量。今大会以降は維持か、ややプラスのカロリーで筋肉に張りと密度を持たせながら過ごす計算だと話す。10月の日本男子ボディビル選手権では、今回よりもバリバリな絞り+パンパンに張った筋肉の藤井選手が見られるかもしれない。

藤井選手のもう一つの特徴は「BIG3」。今年は昨年に比べスクワットが170kg→185kg、デッドリフトが210㎏→235㎏ほど重量を伸ばすことに成功しており(どちらも5レップの重量)、「フォームを安定させたうえで使用重量を伸ばしていくことを心がけてきた」と語った。結果、昨年の大会コンディションに比べて今年の大会時は2.5㎏ほど体重が増加しているという。

今回、昨年ファイナリストの江川裕二選手や同じく勢いに乗る24歳の渡部史也選手など猛者たちを抑えた藤井選手。目標とするファイナリストの座を射程圏に捉え、今季最終決戦へ臨む。

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材・文:FITNESSLOVE編集部 撮影:中原義史

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