岩手県盛岡市で開催された『JBBFオールジャパンフィットネスチャンピオンシップス2025』、ビキニフィットネス163cm超級で3位に輝いた永江仁美(ながえ・ひとみ/34)さんは、現在、いい意味で『自分の感覚を取り戻していく時期』を過ごしているそうだ。コンペティターの減量シーズンの過ごし方はよく記事を目にするが、今回はあえてオフシーズンの過ごし方を聞いた。トレーニーでなくとも太りすぎない食生活のヒントにしてほしい。
「大会が終わって、オフシーズンになった途端に、長い減量の反動で食欲が止まらなくなってしまうことが今まで何回もありました。体脂肪がある程度戻ってくるとなくなっていくのですが、減量直後は特に、一口食べると食欲が止まらず、コントロールできなくなるのです。ですので、大会直後は少し我慢していましたが、今は栄養を取って、満足するまで食べて、変な我慢をしないことを最優先で過ごしています」
永江さんが毎年4月から始める減量は、5~6カ月続く。減量幅は、女子選手としてはすこし多めで2025年は12kg、2024年は14kgだったそうだ。
「オフシーズン中でも一食をパンだけ、ということはしていません。ごはんやおかずをよそうときにグラムは量らないけれど、タンパク質、脂質、糖質が入っていることを確認して、野菜も汁物もある食事をしたうえで、心が『おいしいな、幸せだな』と感じるものを食べて楽しむことを大事にしています。『あ、食べたいな、我慢しよう』ではなくて、チョコを一口食べて『おいしい、さぁ終わろう』とできるように身体を安心させてあげる感じです」
「身体の健康はわかりやすいけれど、心も健康で豊かなことが大切だと思います」永江さんは言う。
「選手としてがんばると、どうしても自分のことばっかりになってしまって、出かけるときもお弁当持参、人と食事をするときも自分だけお弁当持参で、同じ場所にいるんだけど、本当にすべてを共有できなくて寂しいと思うことがあります。私にとって選手生活はかけがえのない充実した時間ですが、フィットネスを通じてもっともっと大切な人たちとの時間を健康で、笑顔で過ごせるように、今は身体を動かして、心を元気にして、おいしいものを食べてぐっすり眠るような、そういう生活をしたいなと思っています」
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材:あまのともこ 撮影:中原義史
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。


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