JBBF選手 コンテスト

『本気でやれば身体は変わる』と言われ奮起の47歳がコンテスト優勝「『覚悟すればなんでもできる』、と思えるようになったのも筋トレのおかげ」

6月7日(日)、神戸ファッション美術館オルビスホールにて、『2026兵庫県ボディビル・フィットネス大会』が行われた。第4回ビギナーズフィットネスオープン大会では、福山昌代(ふくやま・まさよ/47)さんが優勝した。ビギナーズフィットネスは女性選手向けの初心者カテゴリーで、ブラトップにロング丈レギンス、素足。クオーターターンと規定 3 ポーズにて審査される競技だ。

【写真】筋トレでヒップアップした福山昌代さんの全身

福山昌代さん

フィットネスクラブの受付の仕事を5年ほどしていた福山さんは、小さいころからバレエを習い、身体を動かすことが好きだった。ジムのトレーナーの仕事にあこがれ、自分にもできるだろうと思ってやってみたが、筋トレとバレエの動きは全く違ったそうだ。

「これは学びに行かないとできない仕事だと思ったので近所のジムに通うことにしました。そこでオーナーから『本気でやれば身体は変わるよ』と言われました。それまではマシンレッグプレスを一番軽い重量で、どこに効いているかも考えずにただ押しているだけだったのですが、もっと重い重量でやると身体は変わる、と知りました。実際にやってみると、少しずつ身体が変わったので続けることができました」

福山さんは筋トレが楽しくなり、週5回、背中、下半身、胸と三頭の3分割で仕事終わりに1時間取り組むようになった。バレエでは少ししか上がらなかったお尻の位置が、レッグプレス、インナーサイ、アウターサイ、ケーブルキックバックなどで鍛えると見違えるほど上がったそうだ。

「ジムのオーナーから『ジムでいい身体している人は多いけれど、大会に出る人はなかなかいない』と聞いて、大会に出てみようと思いました。大会に出るために減量することで身体もすっきりさせたかったのも理由のひとつです」

福山さんは今年2月のマッスルゲート大阪高槻大会でコンテストデビューし、そこで仲良くなった選手に誘われて今大会にも出場した。

身体も変わったが、メンタルも変わった

福山さんにとって、筋トレで身体が変わることも大きかったが、メンタルの変化も大きかった。

「今までは『自分の力では生きていくことができない』と思い込んでいて、『嫌だな』って思いながらも離婚できない自分が本当に嫌でした。でも、『どうなるかわからないけれど現状を変えてみよう』と思って行動することができました」

福山さんは大会出場と並行して離婚協議をやり遂げた。筋トレに向けて大会を目指す中で、必要なことと不必要なこと、できることとできないことを整理する習慣がつき、好きだった韓国ドラマを見なくなったり、朝の時間に夕ご飯の準備をしたりと、時間管理もできるようになったそうだ。

「『もしかしたら人生も変わるかも』と前向きな気持ちになりました。『覚悟すればなんでもできる』、と思えるようになったのも筋トレのおかげだと思います」

コンテストへの挑戦をきっかけに、身体だけでなく人生そのものを変える一歩を踏み出した福山さん。その姿は、変わりたいと願いながらも一歩を踏み出せずにいる人たちに、行動する勇気を与えてくれるかもしれない。

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材:あまのともこ 撮影、写真提供:佐野友蔵

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。2021年~2025年JBBF登録選手。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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