6月7日、神戸ファッション美術館オルビスホールにて、『2026兵庫県ボディビル・フィットネス大会』が行われた。『第39回兵庫県ジュニアボディビル選手権大会』では、岩城莉玖(いわき・りく/22)さんが大会初出場で初優勝した。

高校野球部でウエイトトレーニングを始める
岩城さんは小学校から高校卒業まで10年間野球部。ウエイトトレーニングは高校に入学してから始めた。一日おきのトレーニングで、ベンチプレス、スクワット、クリーン&ジャークなどに取り組んでいたそうだ。
「大学に入学してからは一人暮らしが落ち着くまで筋トレはしていませんでした。1年生の12月から筋トレサークルに入り、大学のジムでトレーニングを始めました。週5回2時間、胸、背中、脚、肩、腕の五分割です。サークルではおすすめの文献を教えてもらったり、仲間がやっているトレーニング方法を自分もやってみたり、補助もお互いにしたりしてトレーニングしました」
岩城さんは、大学生のころからボディビルに興味があったそうだ。
「日本選手権で活躍する杉中一輝選手を初めて見た瞬間からあこがれました。小柄でも筋肉で引けを取らず、存在感がすごい。僕も身長が高くないのでずっと追いかけています」
サークルに入って1年ほど経ったころから身体が変わってきた実感があった。
「特に変わったなと感じたのは脚と肩、腕です。脚は野球をしていたころよりも丸くて太くなって、カットも見え始めました。肩も丸くなって、腕は太くなりました。体重は1年で8kg増えました」
身長165cm、入学時66kgだった体重は卒業するころには80kgになったそうだ。
社会人1年目で大会初出場
岩城さんは大学を卒業し、今春からジムでトレーナーをしている。
「仕事は11時から20時までです。勤務前の朝8時半から週6日2時間~2時間半、 PPL法※でトレーニングしています。脚トレのメニューは基本的に杉中さんと同じです」
※PPL法:1日目プッシュ(胸・肩・上腕三頭筋)、2日目プル(背中・上腕二頭筋)、3日目レッグ(下半身)に分けて行い、各部位を刺激する筋トレ分割法
「大学生のときは1年おきに増量と減量を繰り返して身体を大きくしていきましたが、大会に出場できる身体ではないと思って出場することはありませんでした。出るからには優勝すると決めて、今回初めて大会に出ました。他の選手と並んで『しっかりポーズを取れてるかな、どう見えているんだろう』と少し不安でしたが、ファーストコールで呼ばれたときはテンションが上がり、『自分のステージだ』と思って楽しくポージングできました」
「筋トレでメンタルが鍛えられました」、岩城さんは言う。
「僕は元々いやなことがあればすぐに放り出す性格でした。でも大学生になってトレーニングを覚えたころからメンタルが変わり始めて、トレーニング以外のことが苦にならないようになりました。今大会には背中がごつい選手がいたので、僕も負けないくらいの背中を作っていきたいです」
「出るからには優勝する」と決めて大会に出場し、結果を出した岩城さん。岩城さんの姿からは日々の積み重ねと継続の大切さという学びがあった。
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材・撮影:あまのともこ 写真提供:岩城莉玖
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。










