4月6日、門真市民文化会館で行われた『マッスルゲート大阪大会』。メンズフィジーク176cm超級では三輪将吾(みわ・しょうご/33)さんが、すべての審査員から1位票を獲得し、優勝した。
【写真】182cmの長身にバランスの良い筋肉をつけた三輪将吾さん
三輪さんは保健体育科の高校教師。最近のフィットネスの流行で、勤務する高校の生徒たちも筋トレに興味を持っていることを感じるそうだ。ジムに通っている生徒から食事やトレーニングのことについて聞かれることも増えたという。
「生徒たちはYouTubeのトレーニング動画をよく見ているようです。正しい動作で、正しいトレーニングをして、正しい刺激を与えてやれば、正しい筋肉の発達につながる。だけど『正しい』という部分が人によって違う。YouTubeを参考にしてもいいけれど、自分の骨格があるから合うか合わないかは自分で試してやってみなあかんよ、と伝えています。それは普段、僕が意識してやっていることでもあります」
三輪さんは中学から大学卒業までバレーボールをしていた。筋トレは高校生のころから続けているそうだ。
「大会に出場するまではただ漠然とジムに通っていました」という三輪さん。
「30歳になるときに、何か成果がほしいな、1回出てみようかな、とベストボディ・ジャパンの大会に出場しました。ある程度の達成感と、足らないところが見えたことでコンテストにハマってしまいました」
以来、三輪さんは、ベストボディ・ジャパンを主戦場に、毎年コンテストに出場。昨年のベストボディ・ジャパン日本大会では5位の成績を収めている。実は、マッスルゲート大阪大会の前日、ベストボディ・ジャパン近畿大会で、三輪さんはグランプリを受賞していた。
「お世話になっているゴールドジムにも恩返しができました。2日連続の大会でもなんとか結果を出せてよかったです」
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
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取材:あまのともこ 撮影:上村倫代
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。